アリナミンは夏バテに効く?!夏バテの原因と予防法や治療法を解説

疲労が溜まったときに良く使われるOTC医薬品に、アリナミンがあります。疲労に効果的なビタミンが配合されており、体の中でエネルギーを効率よく作れるようにすることで疲労を取っていくのです。

さて、このアリナミンですが、疲労に効くということは体のだるさを伴う夏バテにも効くのでは?そう疑問に思われる方が非常に多いです。確かにアリナミンは夏バテに効きそうですよね。そこでここでは、アリナミンが夏バテに効果があるのか、また、夏バテを予防するにはどうしたら良いのかなどをご説明していきます。
※この情報は、2018年8月時点のものです。

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1.夏バテの原因とは

どうして暑い日が続くと、夏バテになってしまうのでしょうか。夏バテの原因には主に3つが考えられます。それぞれの理由についてまずは見てきましょう。

 

1-1. 室内温度の下げすぎ

外の気温が高くなると、どうしても冷房を付けずにはいられません。あまりに暑くて家の中にいても暑さにやられてしまいます。今や、エアコンは生活の必需品とも言えるものになっており、冷房を付けないと夏を過ごせないほどです。

 

しかし、実はこの冷房が夏バテの原因になってしまうこともあります。冷房を付けること自体は悪いことではないのですが、あまりに温度を下げすぎると夏バテを引き起こしてしまうのです。

 

なぜ、温度を下げすぎると夏バテになってしまうのでしょうか。冷房を付け、室内温度が下がれば下がるほど外との気温差が大きくなります。すると、この気温差に自律神経の働きがついていけなくなり、体温調節がうまくいかなくなってしまうのです。

 

自律神経が乱れると胃や腸の働きにも支障が出てしまい、食欲不振やだるさを引き起こします。

 

1-2. 栄養バランスの乱れ

夏バテ特有のあの体のだるさは、体に十分な栄養が補給されていないことにより起こります。暑い日が続くと、どうしてもアイスやそうめんなどあっさりしたものばかりを食べてしまいがち。

 

すると、体のエネルギーを作る際に必要となるビタミンが不足し、エネルギーを作れなくなってしまいます。エネルギーが不足することにより体を動かす元気がなくなってしまうのです。

 

1-3. 十分な睡眠が取れていない

睡眠不足も夏バテの原因の1つです。近頃では夜になってもなかなか気温が下がらずに暑苦しい日々が続きます。しかし、電気代を気にして夜は冷房を切っている方も多いでしょう。

 

すると、暑さのために寝付きが悪くなったり熟睡できなくなったりします。そうすることで、しっかり睡眠を取ることができなくなり体の疲れが十分に取れなくなってしまうのです。

 

2.アリナミンは夏バテに効くのか?

体の疲れにアリナミン、そのようなイメージがとても強いですが果たして夏バテに効果はあるのでしょうか。先に答えを言ってしまうと、アリナミンは夏バテにも効果があります。しかし、どのアリナミンでも良いわけではありません。

 

ここではアリナミンのシリーズの中でも特に人気の、アリナミンEXプラスとアリナミンAについて比較していきます。どちらのアリナミンの方が夏バテに良いのかを見ていきましょう。

 

2-1. アリナミンEXプラスの成分と特徴

〈成分〉

・フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)

・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

・シアノコバラミン(ビタミンB12)

・トコフェロールコハク酸エステルカルシウム(ビタミンEコハク酸エステルカルシウム)

・パントテン酸カルシウム

・ガンマーオリザノール

 

〈特徴〉

アリナミンEXプラスは、肉体疲労時の栄養補給にも使えるのですが、どちらかというと眼精疲労や腰痛、関節痛、神経痛など向けのお薬です。

 

神経の機能を改善する働きと、糖質を代謝してエネルギーにする働きのあるフルスルチアミン、たんぱく質の代謝や神経機能の記事に必要なピリドキシン塩酸塩などを配合。また、傷んだ神経細胞の修復を助けるシアノコバラミンも配合することで、腰痛や肩こり、関節痛を改善していきます。

 

他に血流を改善するトコフェロールコハク酸エステルカルシウム、エネルギー産生を助けるパントテン酸カルシウム、神経や筋肉の働きを改善するガンマーオリザノールも配合しています。

 

2-2. アリナミンAの成分と特徴

〈成分〉

・フルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)

・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)

・シアノコバラミン(ビタミンB12)

・リボフラビン(ビタミンB2)

・パントテン酸カルシウム

 

〈特徴〉

アリナミンEXプラスと違うのはリボフラビンが加わり、トコフェロールコハク酸エステルカルシウムとガンマーオリザノールが処方から除かれた点です。そうすることでお薬の特徴がどのように変わったのかと言うと、より体の疲れに特化した処方へと変化しています。

 

アリナミンAにしか配合されていないリボフラビンは、体内で補酵素型に変化しさまざまな代謝に働くビタミンです。特に脂質の代謝に深い関わりがあります。

 

糖質の代謝に関わるフルスルチアミン、たんぱく質の代謝に関わるピリドキシン塩酸塩、そして脂質代謝に関わるリボフラビンと、アリナミンAにはすべての3大栄養素をエネルギーに変換してくれるビタミンが含まれています。

 

2-3. 夏バテに適しているのはアリナミンA

成分を比べてみると分かるように、アリナミンEXプラスは眼精疲労や腰痛、関節痛、神経痛向け、アリナミンAはより肉体疲労向けの処方です。そのため、夏バテに向いているのはアリナミンAの方だと言えます。

 

上で夏バテの原因として紹介した3つの理由のうち、1番最初にご説明した「栄養バランスの乱れ」による夏バテにアリナミンは効果的です。偏った食事により不足したビタミンB群、特にフルスルチアミン(ビタミンB1誘導体)、ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)、リボフラビン(ビタミンB2)を補うことで夏バテによる体のだるさを改善してくれます。

 

もちろん、アリナミンEXプラスも夏バテの解消に使えないことはありませんが、より適しているのはアリナミンAの方だと言えます。

 

3.夏バテを起こさないためにできること

アリナミンAが夏バテの解消に向いていることが分かりましたが、お薬に頼る前に夏バテ対策をしておくことが最も重要です。アリナミンはあくまでも不足した栄養を補給することで体のだるさを取ってあげるもの。夏バテそのものを治療するものではありません。

 

3-1. 冷房の温度を下げすぎない

外が暑いと、ついつい冷房の温度を下げすぎてしまいます。冷房を付けずに、暑いのを我慢してしまうのも熱中症の恐れが高まるのでおすすめしませんが、過度に設定温度を下げすぎてしまうのは避けましょう。肌寒くなるほど設定温度を下げるのではなく、暑苦しくない過ごしやすい程度の温度に設定します。

 

3-2. 睡眠をしっかり取る

睡眠をしっかり取って、疲労を回復することも大事です。夜だからといって冷房を切らずに、汗をかかない程度の温度に設定しておきます。ここで温度を下げすぎると寝冷えの原因となりますので下げすぎには注意。電気代が気になるという方はうまくタイマー機能を利用していきましょう。

 

睡眠の質を下げる要因として他に、寝る前にスマートフォンを見たり寝る直前に食事をしたりするなどのことも挙げられます。寝やすい温度管理も大事ですが、体を休める環境作りも大切です。

 

3-3. バランスの良い食事を心がける

暑いとついつい、さっぱりしたものばかりを選びがち。しかし、それでは体がうまくエネルギーを作れずに倦怠感が増してしまいます。エネルギーを作るのに必要なビタミンB1、B2、B6を積極的に摂ることで倦怠感を和らげることができます。

 

ビタミンB1はレバーや豚肉に、ビタミンB2は卵や納豆、ビタミンB6はカツオやマグロなどの魚類に多く含まれています。

 

また、にんにくや玉ねぎ、ニラなどに含まれているアリシンには食欲を増進してくれる働きがあるので、これらの食物を積極的に取り入れるのも良いでしょう。

 

4.夏バテが長く続くときは病院へ

夏バテの症状の重さの程度は人それぞれです。ちょっと食欲がわかない、疲れがなかなか取れないという方から、ベッドから起き上がれないほどぐったりしてしまう方もいます。そのような状態はもちろん体にとっては良くありません。

 

あまりに症状がひどい場合は単なる夏バテではなく、他の病気が隠れている可能性もあります。ただの夏バテと軽く見ずに、調子が悪いと感じたら早めに病院を受診しましょう。

 

5.まとめ

食欲不振による体の疲れにアリナミンは効果的なお薬です。エネルギーを作るのに欠かせないビタミンB群を補給することで、体のだるさを軽減してくれることでしょう。特にアリナミンAが夏バテの症状改善に向いています。

 

ただし、アリナミンはあくまでも栄養補給をしてくれるものであり、夏バテそのものを治すものではありません。部屋の温度管理や睡眠、食事内容にも気を配り、夏バテをしにくい環境を作ることも大切です。

執筆
薬剤師:まりもぐみ
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