カフェインレスの紅茶ならカフェインが心配でも大丈夫?!

紅茶はよい香りがしてひと時のリラックスタイムを与えてくれます。けれども紅茶はカフェインを含んでいる飲み物のひとつ。妊娠中の方やカフェインに敏感な人は控えなければいけないこともあるのではないでしょうか。
しかし、現在ではカフェインレスの紅茶が存在します。カフェインレスの紅茶であれば、カフェインに気を付けなければいけない人でも安心して飲むことができます。
今回は、紅茶に含まれるカフェインについて解説するとともに、カフェインレスの紅茶のご紹介や紅茶の健康作用についても合わせてご紹介していきます。
※この情報は、2018年3月時点のものです。

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1.紅茶とカフェイン

カフェイン(caffeine)の語源がコーヒー(coffee)にあるように、カフェインが多く含まれている飲み物はコーヒーというイメージがありませんか?

例えば妊娠中にコーヒーを飲んではいけないとはよく聞きますが、紅茶を飲んではいけないとはあまり聞きません。しかし、実際は紅茶にも緑茶にもウーロン茶にもカフェインは含まれています。今回は紅茶とカフェインについて説明していきます。

 

1-1. 紅茶に含まれるカフェイン量

日本食品標準成分表2015では100g(100ml)あたりの紅茶に含まれるカフェイン量は30mgとなっています。インスタントコーヒー150mlにはおよそ80mgのカフェインが含まれているので、コーヒーよりほんの少しカフェイン量が少ないという程度でしょうか。

 

1-2. カフェインの効果

カフェインは有害であるというイメージがあります。しかし実際は有害であるケースのほうが少ないです。カフェインは中枢神経に作用して、脳をはっきり、すっきりさせる働きがあります。朝、眠くても紅茶やコーヒーを飲むと頭がはっきりしてくるのはカフェインのおかげです。

 

集中力ややる気を高める働きもあるため、勉強や仕事の強い味方にもなります。またエネルギー代謝を高める働きもあるため、運動の前に紅茶やコーヒーを飲むと体脂肪燃焼にも効果的です。

 

カフェインは基本的には心身によい影響を与えます。しかしそれには「適量ならば」という条件が付きます。カフェインは適量ならば上記したようなよい働きがあります。しかし、過剰に摂取すると心身共に悪影響を及ぼすようになります。

 

1-3. カフェインの過剰摂取

カフェインを大量に摂取すると、吐き気やめまい、頭痛といった症状が現れます。また不安や緊張が大きくなったり、ついイライラしやすくなったりもします。カフェインは眠気を抑制する働きもあるため、摂取しすぎると夜、寝付きづらくなります。

 

カフェインを慢性的に過剰摂取すると、依存性も高まります。ついついカフェインが欲しくなり、カフェインが不足すると手足が震えたり、不安、緊張、不快感が生じたりもします。

 

日本ではカフェインの摂取基準が定められていません。しかし欧米諸国ではカフェインの摂取上限を設けていることが多いです。例えばカナダ保健省では成人で1日400mgまで、妊娠した女性で300mgまでという基準を設けています。

 

紅茶には100mlあたり30mgのカフェインが含まれているため、成人男性の場合は単純計算で1日に1.3Lくらいまでは大丈夫ということになります。しかしカフェインは清涼飲料水やチョコレート、緑茶、コーヒー、薬品などにも含まれているため、総合的に基準を超えないようにする必要があります。

 

2.カフェインレスなら安心?

カフェインレス、デカフェなど様々な言い方がありますが、紅茶やコーヒーにはカフェインを取り除いたものもあります。ただし、完全にカフェインを取り除いたわけではなく、多少は残っています。ほとんどは取り除かれているので、極端に飲みすぎない限りは安心です。商品によっても異なりますが、通常100mlあたり30mg程度含まれているカフェインが、デカフェの紅茶だとおよそ1mg-3mg程度のようです。

 

2-1. カフェイン摂取を注意したほうがいい人

カフェインの摂取を注意しなければいけない人は、特に妊娠中の女性です。妊娠中からカフェインを大量に摂取していると、血流が悪くなり赤ちゃんの発育に悪影響を与えます。出産時に低体重で生まれるリスクが高まってしまうので、カフェインの摂りすぎには注意しないといけません。

 

ただし絶対に摂取してはいけないということではありません。コーヒーでいえば1-2杯程度ならば十分に許容範囲内です。紅茶やコーヒーが好きだけどカフェイン摂取は不安、もしくは紅茶やコーヒーをたくさん飲みたいという人がカフェインレスのものを選ぶようにするとよいでしょう。

 

3.カフェインレスの紅茶はどこで購入できる?

カフェインレスのコーヒーはスターバックスやタリーズなどのコーヒーショップでよく見かけるようになりました。しかしカフェインレスの紅茶はなかなか見当たりません。どこで手に入れればよいのでしょうか?最もお手軽なのはアマゾンや楽天市場などのネットショップになります。

 

商品検索で「カフェインレス 紅茶」「デカフェ 紅茶」などで調べると様々なメーカーから販売されていることが分かります。キリンの午後の紅茶といったペットボトル、日東紅茶といった有名茶葉メーカーから出ているカフェインレス紅茶葉、ティーバックなど様々なタイプの商品が見つかります。

 

4.紅茶の健康作用

紅茶にはカフェインのほかに、テアフラビンという成分が含まれています。紅茶の赤色の成分で、様々な健康機能があります。カテキンから作られる成分でもあるので、カテキンと似た効能を持っています。テアフラビンの作用には以下のようなものがあります。

 

抗酸化作用

人間が呼吸で取り入れた酸素のうち1-2%程度が酸化力の強い活性酸素になります。活性酸素は細菌やウイルスを退治する働きがありますが、過剰に増えると正常な細胞を攻撃してしまいます。抗酸化作用ある成分を摂取することで活性酸素の害を最小限に抑えることができます。

 

・口腔内の細菌抑制作用

口の中にはたくさんの種類の菌が生息しています。中には虫歯や歯周病の原因となる悪い菌も存在します。テアフラビンは口の中を殺菌する作用があり、虫歯菌や歯周病菌の増殖の抑制にある程度効果があると考えられています。

 

・コレステロール値を下げる作用

悪玉コレステロールは動脈硬化や心疾患、脳血管疾患の原因となる物質です。テアフラビンは悪玉コレステロールが酸化して、より有害な物質になるのを防ぎ、悪玉コレステロール自体を低下させる働きがあります。

 

5.まとめ

カフェインは体に悪いイメージがありますが、適量ならば有益な働きをする物質です。しかし、妊娠中にカフェインを大量に摂取すると、胎児に悪影響が及びます。紅茶やコーヒーにはカフェインが豊富に含まれていますが、ちょっとリラックスしたいときに飲みたくなることもあるでしょう。そんなときはカフェインレスの紅茶がおすすめです。ほとんどカフェインが含まれていないので安心して飲むことができます。

 

執筆
医師:大見貴秀
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