【ニキビ治療薬】ディフェリンゲルの正しい効果・使い方と副作用を解説

ニキビは決して思春期の間にだけできるものではありません。

肌質にもよりますが、大人になってもニキビができやすい人も存在します。ビタミンCをたっぷり摂ったり、顔を清潔にしたりしているのにちょくちょくニキビができてしまう・・・そんな悩みを持つ方も多いでしょう。

ニキビ治療に使用される代表的な塗り薬として「ディフェリンゲル」があります。

今回は、ディフェリンゲルの正しい効果や使い方、また副作用についても説明していきます。

※この情報は、2018年5月時点のものです。

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1.ディフェリンゲルとはどんな薬?

ディフェリンゲルは2008年に認可された比較的新しいニキビの治療薬です。

 

ディフェリンゲルは商品名で、有効成分は「アダパレン」と言います。ニキビは思春期の子どもに多くできるイメージがありますが、大人でもニキビができやすい人がいます。ニキビは顔にできることが多いので目立ってしまい、それがストレスになることもありますよね。

 

ディフェリンゲルの説明をする前に、まずニキビがどのようなものか説明します。人間の毛穴には皮脂腺があります。皮脂が皮膚のバリアーとして水分を逃がさないようにしたり、表皮常在菌の餌となることで外部の細菌から皮膚を守ったりする働きがあります。しかし過剰に皮脂が分泌されると、毛穴が詰まってしまうことがあります。

 

ニキビの原因となるのは「アクネ菌」です。アクネ菌は空気を嫌う菌なので、普段は毛穴の中に隠れています。またそこまで働きも活発ではありません。しかし毛穴が皮脂で詰まってしまい、無酸素状態になるとアクネ菌が増殖を始めます。

 

アクネ菌は代謝物として「ポルフィリン」という物質を作り出します。ポルフィリンは紫外線と反応して、活性酸素を作り出してしまいます。活性酸素は毛穴の中に溜まった皮脂を酸化させ、有害な過酸化脂質に変化させます。

 

過酸化脂質は炎症の原因となります。炎症が起きると周辺組織が破壊されていき、角質が肥大化したり化膿したり、腫れや痛みを生じたりします。このようにしてニキビが起きます。それではどうしてディフェリンゲルがニキビを治療するのかを説明していきたいと思います。

 

2.ディフェリンゲルのニキビ治療メカニズム

ニキビの前段階である毛穴に皮脂が溜まった状態を「面ぽう」と言います。毛穴に皮脂が詰まると皮脂が酸化され、炎症を引き起こし皮膚細胞が角質化します。細胞が角質化すると肥大してしまうため、毛穴が狭くなってしまいます。その結果、毛穴に皮脂がどんどん蓄積してアクネ菌が増殖しニキビとなってしまいます。

 

ディフェリンゲルは皮膚が角質細胞になるのを防ぎ、毛穴が詰まるのを防ぐ働きがあります。毛穴が広がれば皮脂も排出されやすくなり、面ぽうがニキビになるのを防ぐことができます。面ぽうの状態から、毛穴に皮脂が詰まっているいわゆる白ニキビ、黒ニキビの状態でもディフェリンゲルは効果があるとされています。ただし毛穴の皮脂が酸化され、炎症が起きている赤ニキビは抗生物質などを服用する必要があります。

 

3.ディフェリンゲルの正しい使い方(塗る順番など)

ディフェリンゲルを塗る前には顔を清潔にしましょう。洗顔料でキレイにするのはもちろん、洗顔料の洗い流しがついたままも良くありません。あまりゴシゴシと顔を擦らないように優しく洗った後は念入りに顔を流します。洗った後の水分は柔らかいタオルで優しく抑えるように、ふき取ります。

 

ディフェリンゲルはニキビとその周囲に塗ります。ニキビの周囲に軽く円を描くイメージの範囲です。その後、しっかりと手を洗います。

 

ディフェリンゲルは1日1回就寝前に塗ります。複数回塗っても効果は表れないので用法用量をしっかりと守りましょう。

 

4.ディフェリンゲルに副作用はあるの?

まずディフェリンゲルは妊娠している人や妊娠を計画している人は使うことができません。妊娠中に大量に摂取すると胎児の奇形を引き起こす可能性のあるレチノイド(ビタミンA)がディフェリンゲルの有効成分だからです。妊娠中の人や妊娠を計画している人は医師にその旨伝えるようにしましょう。

 

ディフェリンゲルは副作用が生じる方が多い薬です。ディフェリンゲルを塗布した翌日あたりから、皮がむけたり皮膚が乾燥したり、赤み・かゆみが生じます。これは角質化した皮膚が元の状態に戻っているため生じる副作用です。特に気にする必要はありませんが、気になるなら保湿用のローションを塗るようにするとよいでしょう。

 

これらの症状は細胞の角質化が改善されるとともに治まっていきます。

 

5.ディフェリンゲルは市販で購入できる?

ディフェリンゲルは処方薬のため、医師の処方がない限り入手することはできません。ただし海外から個人輸入をすることは可能です。ただし個人輸入で購入したディフェリンゲルを使用して、健康被害が生じても基本的に自己責任となります。粗悪なものや濃度が高いものなどにより健康被害が生じることもあるためおすすめしません。

 

6.ニキビを予防するために大切なこと

ニキビは肌質だけではなく、生活習慣が関係しています。不規則な生活やストレスの多い生活を続けていると、ニキビはできやすくなります。またおいしいからといって脂質の多い食べ物をたくさん食べるとできやすくなります。

 

規則正しい生活とバランスの取れた食事、適度な運動がニキビを予防するために大切です。

また、もともとニキビが出来やすい体質などお悩みの方は、お近くの皮膚科クリニックで相談するようにしましょう。

 

7.まとめ

今回は、ディフェリンゲルの正しい効果や使い方、また副作用についても説明しました。

 

ディフェリンゲルはニキビを治療する薬です。ディフェリンゲルは細胞の角質化を改善して、毛穴を広げる作用があります。ニキビは毛穴に皮脂が詰まることで、アクネ菌が増殖し発生します。毛穴の詰まりを防いで、ニキビを治療してくれるというわけです。

 

ニキビは、生活習慣が関係しており、日頃から規則正しい生活、バランスの取れた食事、適度な運動など心かけることが予防につながります。

執筆
医師:大見貴秀
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