手がじゅくじゅくする、赤くなる・・・湿疹の原因ってどんなもの?

湿疹はよくある皮膚疾患の一つです。手がジュクジュクしたり赤くなったり、白いふけのようなものがでることも。特に夏場など肌の露出が増える時期は気になってしまいますよね。湿疹の原因は様々です。また外部的な要因ではなく、本人の肌質が原因のことも・・・どのようなことが湿疹の原因になるのか解説します。
※この情報は、2018年1月時点のものです。

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1.湿疹とはどのような症状がでるのか?

湿疹とは皮膚に起きる炎症の総称です。様々な症状がありますが、特に多い症状には以下のようなものがあります。

 

・紅斑

炎症が起きて血流が過剰になっている状態です。皮膚の特定の一部に赤みが生じます。

 

・丘疹

皮膚にポツポツが生じます。一つだけ現れることもあれば、複数が現れることもあります。見た目はニキビのようです。

 

・水疱

水ぶくれのことを指します。表皮の中に血清などが染み出すことで生じます。

 

・かゆみ

皮膚疾患の多くでかゆみを生じます。

 

・痛み

稀に痛みを生じることもあります。

 

アトピー性皮膚炎やじんましん、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、白癬・水虫、あせもなどが湿疹を生じる代表的な疾患です。これらが生じる原因も多岐に渡ります。

 

2.考えられる湿疹の原因

2-1. 肌質に合わない物質

肌に合わない物質が触れたことによる刺激で湿疹が生じます。皮膚が赤くなる紅斑が生じることがほとんどです。例えば洗浄力の強い石鹸や洗剤、金属、化粧品、衣類、植物など様々なものが原因となることがあります。

 

肌に合わない物質が原因で現れるのは「接触性皮膚炎」です。その症状はほとんどが紅斑ですが、症状が重くなると腫れてくることもあります。水疱が生じることもあります。接触性皮膚炎を発生させないためには、原因となる物質に触れないことが一番です。人によってどんなもので接触性皮膚炎を生じるかは異なりますが、「これに触れた後よく赤くなる・・・」というものの見当をつけて避けるようにしましょう。

 

接触性皮膚炎は時間経過とともに紅斑が落ちついてきますが、紅斑が長時間続いたり、かゆみが続く場合は皮膚科で診察を受けるようにしましょう。

 

2-2. 乾燥肌、脂性肌、敏感肌

皮膚が乾燥しやすい乾燥肌、脂っぽくなってしまう脂性肌、刺激に弱くなってしまう敏感肌、これらは個々人で差がありますが、湿疹が出やすい肌質でもあります。

 

乾燥肌の人は角質から水分が失われやすく、肌を守っているバリア機能が低下しがちです。肌のバリア機能が低下すると、アレルゲン(花粉やハウスダスト、特定の化学物質など)に肌が晒されることになり、アレルギー反応が生じて肌に紅斑が生じたりかゆみが生じたりします。

 

脂性肌の人は皮脂の分泌量が多いことが問題となります。皮脂自体は肌のバリア機能の一端を担っている重要な物質ですが、多すぎると脂漏性湿疹・脂漏性皮膚炎の原因となります。皮脂が表皮に存在する菌に分解され、炎症を引き起こす物質となり紅斑や丘疹が生じます。

 

敏感肌は乾燥やスキンケアのし過ぎ、もしくはしなさ過ぎなどの原因により肌のバリア機能が低下している状態です。ちょっとした刺激でも湿疹が生じやすく、ニキビもできやすい状態になっています。

 

ある程度、持って生まれた肌質も関係しますが、これらの肌はスキンケアや生活習慣の改善を適切に行うことで改善させることができます。例えば乾燥肌や敏感肌は肌の保湿をしっかりと行うことで、ターンオーバーを正常にすれば肌の調子が改善されていきます。脂性肌の人は脂質を摂取しすぎないことと、運動を習慣的に行うことが重要です。

 

2-3. 食物アレルギー

何らかの食品にアレルギーがある人は、その食品を食べることで湿疹が現れることがあります。牛乳・卵・大豆・小麦・米・落花生・えび・かになどがアレルギーの人が多い食品です。食物アレルギーによる湿疹は乳幼児に多く現れますが、成人でも生じることがあります。原因となる食品を避けるようにすれば問題ありません。もしアレルギーを引き起こす食品が分からなければ、病院で検査することも可能です。

 

2-4. 細菌感染

皮膚に何らかの細菌が感染することでも湿疹ができることがあります。その代表的なものは白癬菌です。白癬菌が足に感染すると「水虫」と呼ぶようになります。足にできる水虫は指と指の間がじゅくじゅくとしたり、かかとに水疱ができたり、爪の中が白っぽくなったりもします。

 

白癬菌が顔面やくび、肩などにできると体部白癬(ぜにたむし)と呼ぶようになります。ポツポツとした赤い丘疹が生じて、次第に広がっていきます。

 

またカンジダという菌も湿疹の原因となります。カンジダに感染すると、赤いブツブツとした丘疹が広がります。白癬菌は全身のあらゆるところに感染する可能性がありますが、カンジダは陰部に多く感染します。

 

3.湿疹の原因が分からない場合はどうするべき?

湿疹は非常に様々な原因で起こります。素人目では判別が付きづらいことがほとんどです。その場合は皮膚科で診察を受けるとよいでしょう。

 

ただし、皮膚科に行ったとしても1回で原因が特定できるとは限りません。治療していくうちに、原因が明らかになることも、そもそも明らかにならないこともあり得ます。原因が分からなくても、ほとんどの場合で治療は可能なので安心してください。

 

4.まとめ

湿疹は皮膚に生じる炎症の総称です。皮膚が赤みを帯びる紅斑やポツポツができる丘疹、水ぶくれができる水疱などが症状として現れます。

湿疹が生じる原因は様々です。例えば化粧品を変えたら、その中に肌に合わない成分が含まれていて湿疹が生じた、今まで好物だったものを食べたらアレルギーを生じて湿疹を生じた、などというケースもあります。生活の中で何かを使って皮膚に湿疹が生じたら、なんらかのアレルギーかもしれません。

湿疹自体は放っておいても大きな問題となることはありませんが、一度皮膚科で診察を受けると原因がはっきりして安心できるでしょう。

執筆
医師:大見貴秀
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