二日酔いにヘパリーゼは効果あるの?飲むタイミングや予防策も解説

翌日に響く二日酔い。取引先の方からのお酒をどうしても断れず飲みすぎてしまったり、社内の飲み会が立て続いてしまった・・・なんてことありませんか?

頭痛が続くなど辛い症状なので、どうにかして予防・対策したい方もいらっしゃると思います。ヘパリーゼは効果があると何となく聞くけれど本当に効果があるのか疑問に思っている方もいるかもしれません。

今回は、二日酔いになるメカニズムから症状、それに対する対策としてヘパリーゼを取り上げながら説明させていただきます。
※この情報は、2018年9月時点のものです。

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1.二日酔いについて

1-1. 二日酔いになる原因

「二日酔い」とは、お酒を飲みすぎた翌日に起こる不快な症状のことです。二日酔いはアルコールが分解されてできる「アセトアルデヒド」と呼ばれる物質が、肝臓で処理されないために起こります。実際に、アルコールは体内でどのように代謝されるのでしょうか?

 

アルコールを飲むと、胃から20%、小腸から80%吸収されます。吸収されたアルコールのほとんどは肝臓へ運ばれ、代謝されていきます。肝臓の中では、酵素の働きでアセトアルデヒドという物質になり、さらにアセテート(酢酸)に分解され、血液にのって全身を回ります。このアセテートは、筋肉や脂肪組織で水と二酸化炭素に分解され、体外へ排出されていきます。

 

お酒をたくさん飲みすぎてしまった場合、肝臓でアセトアルデヒドを十分に処理することができず、血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなってしまいます。実は、このアセトアルデヒドは毒性があり、濃度が高まると吐き気や動悸、頭痛などを引き起こします。これが二日酔いの原因となります。

 

 

1-2. 二日酔いの症状

アセトアルデヒドが体内に残っていることにより、頭痛や吐き気、体のほてり、のどの渇きといった不快な症状を引き起こすといわれています。胃の粘膜を傷つけることもあるため、胃痛や胃もたれ、胸やけなどの症状が出ることもあります。また、アルコールの状態で体内に残っているときは、酔っている状態と同様、ろれつが回らない、ふらつきなどの症状が残ることもあります。

 

お伝えした通り、あまり二日酔いは気分が良いものではありません。だからといって、二日酔いを極端に恐れてしまい、お酒を楽しめないのも残念です。何か対策できることはあるのでしょうか?

 

2.ヘパリーゼについて

2-1. ヘパリーゼとは?

ヘパリーゼとは、ゼリア新薬工業株式会社が商標をとっているブランドで、医薬品の栄養剤となります。ヘパリーゼの名前の由来は「肝臓水解物」からきており、この肝臓水解物は、豚の肝臓に消化酵素を加えて加水分解し、アミノ酸やペプチドの形にしたものです。含まれている成分や量によって、第2類医薬品又は、第3類医薬品、指定医薬部外品に分類されており、ドリンクタイプから錠剤タイプもあり、薬局やドラッグストアで購入することができます。

 

ヘパリーゼはシリーズ化されており、生薬が配合されているものや、ローヤルゼリー、アミノ酸などがプラスされている商品も発売されています。

 

 

商品例

・新ヘパリーゼドリンク【第3類医薬品】

・ヘパリーゼドリンクⅡ【第3類医薬品】

・ヘパリーゼHi【第3類医薬品】

・ヘパリーゼHiプラス【第2類医薬品】

・ヘパリーゼキング【第2類医薬品】

・ヘパリーゼキングプラス【第2類医薬品】

・ヘパリーゼキングEX【第2類医薬品】

・ヘパリーゼプラスⅡ【第3類医薬品】

・ヘパリーゼアミノ【指定医薬部外品】

 

2-2. どうして二日酔い対策になるの?

ヘパリーゼはなぜ、二日酔いに効果があるといわれているのでしょうか?それには、ヘパリーゼに含まれている成分が大きく関係しています。ヘパリーゼには、肝臓水解物、ウコンエキス、その他ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミンなどが含まれています。

 

「肝臓水解物」は、ヘパリーゼの名前の由来となる成分です。また、合わせて肝臓エキスも含まれています。アルコールやアセトアルデヒドは肝臓で代謝される際に肝臓に負荷をかけるため、これらの成分によって肝臓や胃腸などに滋養強壮効果を発揮することで、アルコールやアセトアルデヒドの分解を助ける働きがあります。

 

肝臓水解物は、18種類のアミノ酸からできており、アセトアルデヒドの分解促進で知られる「アラニン」や、アルコール中毒の治療に効果があると言われている「システイン」などが含まれています。睡眠ホルモンに影響を与える「トリプトファン」も含まれているため、二日酔いによる睡眠障害を和らげる働きを期待することができます。

 

もう一つの含有成分である「ウコンエキス」は、クルクミンを主成分としています。カレーなどの着色料として使用されているスパイスの一種です。このクルクミンには、肝臓の保護やアルコール依存に対して効果があるといわれており、これを主成分とした二日酔い防止ドリンクの商品が開発されています。

 

また、その他に含まれている「ジクロロ酢酸ジイソプロピルアミン」には、肝臓の働きをサポートしたり、肝臓細胞の修復を促進する働きがあり、「コンドロイチン硫酸ナトリウム」は、疲労やだるさの改善に効果が期待できます。

 

ヘパリーゼに含まれている成分は、二日酔いを様々な部分から防止することができるようになっています。

 

2-3. 飲むときのタイミングと注意点

ヘパリーゼは、肝臓の働きをサポートする働きがあります。そのため、飲むタイミングとしては飲酒30分前がおすすめです。ヘパリーゼに含まれているウコンについても飲酒前、もしくは飲酒後なるべく早めに飲んだほうが効果が期待できます。飲み会などの場合は、お店に行く前にドラッグストアで購入して飲んでから向かうとよいでしょう。

 

注意点としては、「鉄分」です。肝臓水解物には、鉄分が豊富に含まれており、動物性の鉄分は吸収されやすい「ヘム鉄」という形で存在しています。そのため、普段から鉄分のサプリメントを摂取している方や、鉄代謝異常等で鉄分の摂取量を制限している方は過剰摂取につながる危険があります。女性は鉄分のサプリメントを摂取している場合も多いので、注意しましょう。

 

3.その他の二日酔い予防策

ヘパリーゼを購入し忘れてしまった場合は、他にどんな予防策があるのでしょうか?

 

まず気をつけてもらいたい点は、空腹の状態でお酒を飲まないことです。空腹時にお酒を飲むと、胃を傷つけ、酔いも回りやすくなります。

胃に食べ物があれば、アルコールの吸収を抑えることができるため悪酔い防止にもなります。枝豆や豆腐は良質なたんぱく質で肝臓の機能を強化してくれるので、飲み始めのおつまみにおすすめです。

 

また、お酒を水と一緒に飲むことで、アルコールの摂取量を減らすことができ、水分が代謝を促進するためアルコールの分解をサポートすることができます。水分をしっかり摂取することで脱水症状も防ぐことができます。

 

4.お酒を飲む目安量

お酒を飲む目安量は、その日の状態や個人の体質によるため、一概にはお伝えできません。厚生労働省がすすめる「健康日本21」によると、「節度ある適度な飲酒」は、1日平均純アルコールで約20gとなっています。

 

これを、それぞれのお酒の種類に当てはめてみましょう。ビールであれば、中ジョッキ500mlほど、日本酒であれば1合、焼酎であれば0.6合、ウイスキーはダブル1杯、ワインは1/4本、缶チューハイは1.5缶となります。お酒に弱い人や高齢者、女性などはこれよりも少なめが適量だと考えるのがベストでしょう。

 

5.まとめ

いかがでしたでしょうか?

秋は結婚式のシーズンなので、お酒を飲む機会も増えるかもしれません。また、これから年末にかけて増えてくる忘年会や新年会は、たくさんお酒を飲むこともあるでしょう。

 

二日酔いはとてもつらいものなので、できる限り対策をして予防するのがおすすめです。

今回の記事をぜひ、参考にしてみてください。

執筆
管理栄養士:宮崎 奈津季
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