【管理栄養士が解説】花粉症は食生活の改善で良くなる?効果が期待できる食べ物を紹介

尾上 雅子

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毎年、花粉のシーズンになると、鼻水、目のかゆみ、頭痛・・・など花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか?今では、国民の4人に1人がスギ花粉症ともいわれています。花粉症は、一般的には対症療法が基本で、お薬を服用して症状を緩和し乗り切っている方も多いでしょう。

 

一方で、花粉症を根本から治したい、薬を使わずに症状を和らげたいなどと強く思っている方もいるかと思います。花粉症を完全に治すのは難しいことですが、食生活の見直しによって花粉症の辛い症状を和らげることは可能だと考えられます。

 

今回は、管理栄養士として、そもそも花粉症は食生活を見直すことで治る可能性はあるのかについて説明するとともに、花粉症の方におすすめの食べ物、控えた方がよい食べ物について紹介していきます。

 

※この情報は、2017年12月時点のものです。

1.花粉症について

花粉症はアレルギー疾患の一種で、花粉に含まれている抗原が目や鼻の粘膜の免疫系にインプットされ、花粉を異物として攻撃する抗体が体内にできるために起こります。アレルギー体質は遺伝するといわれていますが、食生活やストレスなども悪化させる要因とされています。

花粉が飛散する時期やその種類は地域によって異なりますが、関東地方では24月にスギ、45月にヒノキ、68月にイネ、810月にヨモギなどの花粉が主に飛散するとされています。

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2.花粉症は食生活の改善で治る?

花粉症を食事で完全に治すことは難しいですが、症状を和らげることは可能です。実際に、花粉症に良いとされる様々な食材の研究が進んでいます。まず大切なことは、一年を通じて主食・主菜・副菜のそろった栄養バランスの良い食事を心がけること。その上で、花粉症対策のポイントを抑えた食材選びをすると良いでしょう。

 

3.症状を和らげる効果が期待できる食べ物を紹介

3-1. 発酵食品

味噌や納豆、ヨーグルト、麹、酢、醤油、チーズ、キムチなどの発酵食品には、腸内環境を整える作用があります。腸には多くの免疫細胞が存在するため、腸内環境を整えることで、免疫力を正常に保ち、アレルギー症状を緩和できると考えられています。

 

(おすすめの献立)

朝食には、納豆とお味噌汁など和食のメニューがおすすめです。

3-2. 野菜、果物

野菜の中でも、特にニンジンやホウレンソウなどの緑黄色野菜には、粘膜を強くする働きのあるビタミンAが含まれています。また、野菜や果物には腸内環境を整える作用のある食物繊維や、抗ストレスホルモンの材料となるビタミンCが含まれています。

 

(おすすめの献立)

ビタミンAは油と一緒にとることで吸収率がアップしますので、野菜炒めなどがおすすめです。毎朝果物をとる習慣をつけるのも良いでしょう。

 

3-3. 青魚

サバやイワシ、アジなどの青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)などの脂肪酸は、免疫機能を正常化し、アレルギー症状を緩和する働きがあるといわれています。

 

(おすすめの献立)

定番の、イワシの梅煮やサバの味噌煮などがおすすめです。魚の調理が難しい場合は、お惣菜を利用するのも良いですね。

 

3-4. エゴマ油、アマニ油

エゴマ油やアマニ油に含まれるαリノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換されます。酸化しやすいため、加熱せずサラダなどに利用するとよいでしょう。

 

(おすすめの献立)

エゴマ油と適量の酢、塩コショウで簡単にできる、手作りドレッシングがおすすめです。

 

4.控えたほうがよい食べ物はある?

腸内環境を悪化させる要因となる脂肪分の多い肉の摂り過ぎや、お菓子やジュースなどの甘いものの摂り過ぎには気を付けましょう。

またコーヒーなどの刺激物、過度の飲酒などは、炎症を悪化させる要因となるので注意が必要です。

 

花粉症と関連、口腔アレルギー症候群とは

リンゴやモモ、キウイなどの果物を食べた際に、唇が腫れたり喉がイガイガするなど、口の周りに症状が出ることがあります。これが口腔アレルギー症候群と呼ばれるもので、花粉症の方に多く発症することがわかっています。特定の果物や野菜に含まれるアレルゲンの構造は、花粉のアレルゲンと構造がよく似ているために、こういったアレルギー症状を起こしてしまうのです。

口腔アレルギーを引き起こす果物・野菜には、前述のリンゴやモモ、キウイの他に、サクランボ、スイカ、メロン、オレンジ、トマト、セロリなどがあります。

5.管理栄養士から花粉症の方へのアドバイス

食事対策は、花粉症の季節だけでなく、年間を通じて行うことが大切です。

腸内環境を整える発酵食品を取り入れるため11回味噌汁を飲む、ビタミンや食物繊維をとるために毎日緑黄色野菜を食べる、アレルギー症状を緩和する働きのあるエゴマ油をサラダにかける等、簡単なことから毎日の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

外食が多い方は、彩りのよい緑黄色野菜がとれるメニューや、焼き魚を選ぶと良いでしょう。飲み会が多い方は、お刺身をオーダーし、魚に含まれるEPAやDHAなどの良質な油をとるのがおすすめです。

 

 

6.おわりに

今回は、管理栄養士として、そもそも花粉症は食生活を見直すことで治る可能性はあるのかについて説明するとともに、花粉症の方におすすめの食べ物、控えた方がよい食べ物について紹介しました。

花粉症を食事で完全に治すことは難しいですが、症状を和らげることは可能です。

また、単一の食材を食べたからといって花粉症が良くなるわけではありません。まずは、主食、主菜、副菜のそろった栄養バランスが整った食事を毎日とることを心がけ、その上で、紹介した食材を意識すると良いでしょう。

 

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