切れ痔が治らない・・・、早めに医療機関へ行ったほうが良い理由

"お尻の悩みはデリケートなものです。恥ずかしいこともあり、可能な限り自分の力で治してしまいたいと思う人も多いでしょう。

初期の切れ痔ならば自然治癒させることも十分可能です。しかし、ケアが十分でないと症状が進行してしまうことも。切れ痔がなかなか治らないとき、頼りになるのは病院です。症状がひどくなると、外科手術が必要になることもあるため、早めの受診が大切です。

今回は、切れ痔の症状について解説するとともに、治らない場合は早めに医療機関へいったほうが良い理由についても解説していきます。"
※この情報は、2018年3月時点のものです。

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1.切れ痔の症状とほかの痔の違い

1-1. 切れ痔の特徴

切れ痔はその名の通り、肛門が切れてしまうことで起こる痔です。肛門付近の皮膚は肛門上皮と呼ばれ、その部分が切れてしまうことで切れ痔となります。肛門上皮が切れてしまう主な原因は排便時の負担です。

 

例えば便秘などにより、便の水分が腸内で過剰に吸収され硬くなってしまうと排便時に力む必要があります。硬い便はそもそも肛門の負担となりやすく、さらに力んで勢いがつくことで切れやすくなってしまいます。通常は肛門上皮に多少の傷ができても、2-3日で治ってしまいます。しかし負担が継続的に掛かるとどんどん傷が大きくなり、切れ痔になってしまいます。

 

肛門上皮には痛覚があります。そのため切れ痔の症状の一つに肛門部の痛みがあります。初期の切れ痔は排便時に痛みが生じますが、症状が進行していくと排便時以外でも痛みが生じるようになります。そのほか、出血も切れ痔に見られる症状です。ただし切れ痔の出血はお尻を拭くときにトイレットペーパーにほんの少し付着する程度です。

 

切れ痔を放置してしまうと、裂傷が大きくなり潰瘍の原因となります。肛門の狭窄を引き起こすこともあるため、早めに治療することが必要です。

1-2. ほかの痔との違い

痔のほとんどは切れ痔と「いぼ痔」です。いぼ痔はその名の通り、肛門にいぼができる痔です。肛門内部にいぼができる「内痔核」と外部にいぼができる「外痔核」に分かれます。内痔核の場合は肛門の粘膜にいぼが生じます。

肛門粘膜には痛覚がないため、あまり痛みを生じないことが特徴です。ただし出血が多く、便器が真っ赤になるくらい血が出ることもあります。外痔核は肛門の皮膚にいぼができます。出血はほとんどありませんが、痛みが強くなることがあります。

 

又、いぼ痔は特徴的ないぼが生じるため、切れ痔との見分けは簡単です。

 

 

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2.切れ痔になってしまったときにできるセルフケア

切れ痔の主な原因は「便秘」です。便秘により硬くなった便を排泄するときの負担で切れ痔が生じます。切れ痔になってしまった時に大事なことは、それ以上裂傷を大きくしないように便秘を改善することになります。以下のようなことが大事なポイントです。

①食物繊維を摂取する

玄米や雑穀米、全粒粉、海藻類、根菜類などには豊富な食物繊維が含まれています。食物繊維をしっかりとると便秘を防ぐことができます。

 

②水分をしっかりと取る

水分が不足すると、便が硬くなり排泄時に肛門に負担を掛けます。水分はしっかりと摂ることを意識しましょう。朝、起きたときに冷たい水を飲むと便意が催されるのでお勧めです。

 

③排泄時に力みすぎない

排泄時に力むと肛門に負担が掛かります。排泄時にはあまり力まないようにしましょう。特になかなか出ないからと言って長時間力むのはよくありません。

 

また切れ痔の治療のための軟膏も薬局などで市販されています。痛みと出血を抑える働きがあり、初期の切れ痔の治療には効果的です。

 

3.セルフケアで切れ痔が治らないときはどうする?

3-1. 早めに医療機関を受診したほうがよい理由

排便時にトイレットペーパーに血が付く状態が長く続く、痛みが強くなってきたなどの時は切れ痔の症状が進行している可能性があります。切れ痔は症状が進行して慢性化すると、潰瘍やイボ、ポリープができて肛門狭窄の原因となります。そのような状態にまでなってしまうと外科手術により切除しなければいけない可能性があります。

そのため、切れ痔が治らないときは、早めに医療機関を受診し、治療を開始することが重要です。

 

3-2. 何科を受診すべき?

なかなか切れ痔が治らないときは肛門科のクリニックに行くのが一番手っ取り早く確実です。プライバシーに配慮したクリニックや女性医師が診察をする肛門科のクリニックも存在しているため、恥ずかしさを感じる人は近くのクリニックを調べてみましょう。

 

切れ痔の治療は、生活習慣の改善と薬物治療になります。便秘が切れ痔の症状を進行させる大きな要因となるため、医師による食事や生活習慣の指導を受けます。また肛門部の裂傷の炎症を抑えるために、軟膏が処方されることもあります。

きちんと軟膏を使用して、生活習慣の改善を行えば一週間程度で症状が改善されていきます。

 

4.切れ痔を予防するために

切れ痔を予防するためにはまず便秘にならないことが重要です。「2:切れ痔になってしまったときのセルフケア」で紹介したポイントを意識するようにするとよいでしょう。そのほか、切れ痔を予防するために気を付けたいポイントには以下のようなものがあります。

 

①座りっぱなしは避ける

座りっぱなしの姿勢でいると肛門に負担が掛かります。デスクワークでも1時間に1回程度は立って体操などをするようにするとよいでしょう。

 

②きちんと入浴をする

浴槽でしっかりお湯に浸かることで肛門付近の血流がよくなります。また肛門の汚れをしっかりと落とすことができるため、痔の予防に繋がります。

 

③アルコールや刺激物を控える

アルコールやトウガラシなどの刺激物を摂取すると下痢になりやすくなります。便秘も切れ痔の原因となりますが、下痢も原因となります。アルコールや刺激物はなるべく避けて食べるのはたまのお楽しみにするとよいでしょう。

 

5.まとめ

切れ痔は肛門に負担が掛かることで肛門上皮に裂傷が生じた状態です。痛みと多少の出血が特徴で、症状が進行すると潰瘍やイボができ外科手術が必要になることもあります。切れ痔の最大の原因は便秘です。症状の進行を抑えるためにも、食物繊維などをしっかり摂取し、便秘を防ぐことが重要です。

 

もしなかなか切れ痔が治らないようならば、医療機関で治療を受けるのが最も確実です。恥ずかしい場合もプライバシーに配慮したクリニックを見つけて早期治療を受けるようにしましょう。

 

 

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執筆
医師:大見貴秀
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