【医師が解説】日焼け止めの生活シーンに合わせた選び方と注意点!

ゴールデンウィーク頃から夏にかけて、日差しが強くなると「日焼け止め」の話題を目にすることが増えます。「日焼け止めは必要だと聞いたから使っている、日焼けをしたくないから、何となく使っている」という方も多いのではないでしょうか?

今回は、「日焼け止め」はなぜ必要で、生活シーンに合わせてどういった使い方をすれば良いのかを説明するとともに注意点についても解説していきます。
※この情報は、2018年4月時点のものです。

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1.「日焼け止め」はなぜ必要?

1-1. 「日焼けの原因」紫外線には種類がある?

日焼けは、太陽から降り注ぐ「紫外線」が原因だと聞いたことはありませんか?シミだけではなく、しわやたるみの原因にもなります。肌に影響を与える「紫外線」は、「UV-A(紫外線A波)」、「UV-B(紫外線B波)」という2種類があります(UV-C(紫外線C波)は、オゾン層で吸収され、あまり地上まで届きにくい)。


 「UV-A」はシミやシワ、たるみを引き起こし、「UV-B」は日焼けで肌を赤くする、という性質があります。「UV-A」は窓ガラスも通して侵入するため、室内にいても対策が必要なのです。

 

特に気をつけた方が良い時期は?


紫外線は、1年の中では「GWの頃から9月頃」、1日の中では「10~14時頃」に多く降り注ぎます。
快晴時と比べて、曇りの日では約80%程度、雨の日でも約20%程度の「紫外線」が地表に届いているので、実は注意が必要です。

1-2. 「日焼け止め」の成分

紫外線による日焼け防止成分として「日焼け止め」は、「紫外線を吸収する働き<紫外線吸収剤>」と「紫外線を反射する働き<紫外線散乱剤>」の2種類があり、商品としては混合している場合が多いです。


「紫外線吸収剤」:紫外線を肌表面で吸収し、日焼けを防ぎます。一般的に、後述する「SPF値の高い」製品に含まれています。「紫外線吸収剤」を使用しない製品には、「ノンケミカルサンスクリーン,紫外線吸収剤フリー」などと記載されています。


「紫外線散乱剤」: 紫外線を肌表面で反射させ、日焼けを防ぎます。「紫外線吸収剤」と比べると、お肌への負担が少なく、敏感肌用や子ども用によく使われています。つけた時に「白くなりやすい」特徴があります。

 

2-3. 「ローション,クリーム,スプレー」タイプも色々ある?

日焼け止め製品には、ローションタイプ,クリームタイプ,スプレータイプなど様々な種類があります。
使用感の好みで選べますが、広い範囲には「ローションタイプ」、顔などの狭い範囲には「クリームタイプ」がおススメです。

 

B.A プロテクター

2.SPF,PAって何?

「日焼け止め」にSPF,PAという文字が書かれていることに気が付く人もいらっしゃるでしょう。
「SPF」,「PA」についてご説明します。


・「SPF(Sun Protection Factor)」: UV-Bへの防止力を示しています。SPF2~50で表され、50以上の場合は、50+と表示されます。数値が大きいほど防止力は高まります。


・「PA(Protection Grade of UVA)」: UV-Aへの防止力を示しています。PA+~++++で表され、+の数が多いほど防止力が高まります。


 実際の「日焼け止め」製品には、「SPF25,PA+++」や「SPF50,PA++++」などと併記され、UV-B,UV-Aの両方に対応しています。

 

3.大事なコトは、「日焼け止め」の選び方

3-1. 生活シーンに合った選び方

「SPF」や「PA」が強い方が良い、効果的と考える方は多いかもしれません。実際には生活スタイルに合った使い分けが重要です。「日焼け止め」には、様々な製品があります。SPF値が高い方が良いと考えて選ばれる方は多いのですが、洗い落とし(洗い残し)から、皮膚炎など肌トラブルの原因につながることもあります。
強ければ良いわけではなく、生活シーンに合った使い分けが重要です。


通勤など日常生活ではSPF20~30前後、海や山・屋外スポーツではSPF50程度が適しています。

水や汗で落ちにくい「ウォータープルーフ」タイプもあります。

 

3-2. こまめに付けなおす必要はある?

「日焼け止め」は、汗をかいたり、衣類でこすれたり、触ったりすると取れてしまいます。2~3時間に1度、洗顔をして全て塗りなおすことが理想的ですが、現実にはなかなか難しいと思います。


化粧直しをする際などに、ティッシュで肌を抑えて、余分な皮脂を取り、その後、スプレータイプの化粧水などを吹き付けて、乾いた後に肌の上から、改めて「日焼け止め」を付けるなどの工夫をしてみて下さい。

 

3-3. 肌が弱い、荒れやすい方の選び方

肌が弱い方には、「紫外線散乱剤」の日焼け止めがおススメです。商品がたくさんあって選びにくい方もいるかもしれません。自分自身に合った製品を探す必要性があります。


実際に使ってみて、肌が赤くなったり、ピリピリなど刺激感を感じる時は、「もったいないから我慢して使い続ける」ということは止めましょう。
顔用製品、体用製品で使い分けることや後述する「子ども用日焼け止め」を活用することも良いでしょう

 

3-4. お子さんの場合の選び方

お子さん特に幼児の場合は、乳児期に比べ外で過ごす時間も増えます。いきなり広い範囲に日焼け止めを付けるのではなく、はじめは片方の前腕部だけに付けて、2~3日様子を見て、赤くなったり痒くなったりしないことを確認してから、顔など広い範囲に塗ることが良いでしょう。「子ども用日焼け止め」もおススメです。

 

4.「日焼け止め」で注意すること?

長時間「日焼け止め」が付いたままだと、肌が荒れることもあります。帰宅したら、洗顔料やクレンジング剤を使って、「日焼け止め」をしっかり落とすことが重要です。


 「ごみ捨てや洗濯物を干す」など、短時間であっても「日焼け」をする可能性は十分あります。たとえ化粧をしなくても、「日焼け止め」や「日焼け止め作用のある化粧下地」を使うことをお勧めします。

 

5. おわりに

日焼けは、暖かい季節に注目されますが、実際には年中降り注いでおり、完全にブロックすることは出来ませんので、男女を問わず1年を通して「日焼け止め」を使用して頂きたいです。


「日焼け止め」の種類が多くて迷う場合は、販売している薬局などでアドバイスをもらうことも良いでしょう。使用した「日焼け止め」が肌に合わない時は、無理に使い続けるのではなく、薬剤師や医師に相談することをお勧めします。

 

B.A プロテクター
執筆
医師:倉田大輔
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