不眠症とうつ病は関連する?不眠症の様々な原因と対策を解説

最近、情緒不安定でやる気が起きない・・と不安な毎日を過ごされていることはありませんか?

「お薬に頼りたい。でも病院を受診するのは、ちょっと」と市販で精神安定剤が購入できないかと調べられた方もいるかもしれませんね。

結論からいうと、病院で処方されるような精神安定剤は市販では購入できません。服用には専門家の判断と服用には適正な管理が必要となるためです。

何日も情緒が安定しない場合には、何らかの原因や他の病気が原因となっている可能性もあります。精神科や心療内科というと壁を感じるような方もいますが、早めにきちんと専門家に診てもらうことが大切です。

今回は、病院で処方される精神安定剤と市販薬の違い等を解説するとともに、情緒が不安定のときに考えられる原因・病気や病院を受診したほうが良い理由について説明していきます。
※この情報は、2018年3月時点のものです。

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1.不眠症の代表的なタイプ

不眠症は、以下の4つのタイプに分けることが出来ます。

1-1. なかなか寝付けない入眠困難

布団に入ってもなかなか寝付けず、寝つくまでに30分から1時間以上かかってしまうタイプです。

不眠症の訴えの中で最も多いタイプです。

 

1-2. 途中で何度も目が覚めてしまう中途覚醒

一度眠りについた後、1~2時間で目が覚めて、その後何度も目が覚めてしまうタイプです。

60歳以上に多くみられます。

 

1-3. 朝早くに目が覚めてしまう早朝覚醒

朝、まだ起床するには早い時間に目が覚めてしまい、その後再び眠ることが出来ないタイプです。

うつ病に併発した不眠症に多くみられます。

 

1-4. 眠った気がしない熟眠困難

睡眠時間は十分足りているのに、眠りが浅いために、ぐっすり眠った気がせず、スッキリしないタイプです。

睡眠時無呼吸症候群や周期性四肢運動障害など睡眠中に症状が起こる病気と関連していることが多いです。

 

 

財団法人健康・体力づくり事業財団:平成8年度健康づくりに関する意識調査、報告書(1997)

 

 

2.不眠症とうつ病の関連

平成19年に厚生労働省が行った調査によると国民の5人に1人が不眠症に悩まされていると報告されています。

多くの方が悩まされている不眠症ですが、夜眠れないことが続くことでうつ病に陥ったり、逆に、うつ病の症状の1つとして起こることがあります。

そんなうつ病と不眠症の関係について説明していきます。

 

2-1. 夜眠れない状態が続くとうつ病になる!

嫌なことがあっても夜寝ると、朝には気持ちが切り替わっているといった経験はありませんか?

睡眠は、疲労の回復に必要なだけでなく、ホルモン分泌や免疫機能の維持に重要な役割を担っています。また、睡眠中は日中に起こった出来事の整理が行われたり、脳が休養することでストレスから解放された状態となっています。

こうした一連の働きが睡眠にはあり、睡眠を取ることで体も心もリフレッシュでき、健康を維持することが出来ています。

ですので、夜眠れない状態が長く続くと、体も心も疲弊してきます。

夜眠れないと、いつまでも嫌な出来事を考えてしまい脳が休養できずストレスから解放されません。さらには、夜眠れない日が続くことで「今夜もまた眠れないのでは?」といった不安が起こってきて、睡眠を強く意識するがために余計に眠れなくなる悪循環に陥ります。

こうした状態が続くことで、次第に気分は憂鬱となり、酷い場合は、うつ病になってしまう場合もあります。

 

2-2. 不眠は、うつ病のサイン!

うつ病と言うと、「気分が落ち込む」「何もしたくない」といった症状を思い浮かべる方が多いと思いますが、実は、不眠もうつ病でよく見られる症状で、9割以上の人に見られます。

では、なぜ、うつ病になると不眠が起こるのでしょうか?

うつ病は、生きていくエネルギーが枯渇した状態です。生きていくエネルギーが枯渇すると生きるために必要な欲求さえも起こりにくくなってしまいます。

このため、睡眠欲も起こらず、不眠が起こると言われています。

特に、起きる予定時刻よりも2時間以上早くに目が覚めて、その後全く眠れなくなってしまう早朝覚醒タイプはうつ病で最もよく見られる不眠タイプですので要注意です。

 

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薬剤師執筆

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薬剤師:おくすり スペシャリスト
2018.07.26
栄養・食

3.不眠症の様々な原因

5人に1人という大多数の人が悩まされている不眠症は、どういったことがきっかけとなって起こるのでしょうか?不眠症が起こる原因について説明していきます。

3-1. ストレス

対人関係や仕事上の悩みなどストレスを抱えていると、ストレスホルモンと呼ばれるノルアドレナリンが分泌され、交感神経の働きが強まります。すると、脳は興奮状態に、体は緊張状態になり、夜眠れなくなります。

3-2. 体の病気

痛みや痒み、息苦しさが起こる体の病気が原因で不眠症になることがあります。

具体的には、関節リウマチ、線維筋痛症、胃・十二指腸潰瘍、気管支喘息、狭心症、アトピー性皮膚炎などがあります。

この他、糖尿病や高血圧でも、不眠が起こりやすいです。

3-3. 心の病気

慢性的な不眠症に悩まされている方の3分の1は、何らかの心の病気を持っていると言われています。特に、抑うつ気分や不安があると、不眠症が起こりやすいです。

3-4. 薬

薬が原因で不眠症が起こることがあります。

不眠症が起こる代表的な薬として、抗がん剤、降圧薬、ステロイド薬、抗うつ剤(SSRI、SNRI)、パーキンソン病治療薬、インターフェロンなどがあります。

3-5. 嗜好物

アルコールやタバコ、カフェインには、睡眠を浅くする作用や覚醒作用があるため、不眠症の原因となります。

3-6. 生活環境

交代勤務など睡眠リズムが一定でない生活、夜遅くまでスマホをしているなどの生活習慣、寝室の温度や照明などの睡眠環境が原因で不眠症が起こることがあります。

 

4.夜、ぐっすり眠るために

4-1. 休日だからと言って、寝だめしない

睡眠と覚醒は体内時計によって一定のリズムが作られています。

ですので、休みの日だからと、お昼ごろまで寝ていると、体内時計が狂って、夜なかなか眠れないようになってしまいます。

休みの日でも普段の生活リズムで生活するようにしましょう。

どうしても、眠りたい場合は、2時間以上起床時間がズレないように気を付けましょう。

 

4-2. 睡眠時間にこだわらない

「8時間睡眠」が健康に良いと言われますが、実は、最適な睡眠時間は1人1人違います。

ですので、「○時間眠らなくてはいけない」と睡眠時間に強くこだわってしまうと、

そのことがストレスとなり夜眠れなくなってしまいます。

 

4-3. 朝日を浴びる

朝、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、14時間後にメラトニンと呼ばれる睡眠を促す物質が分泌されます。

 

4-4. 夕方以降のカフェインは控える

カフェインが入っているコーヒー、紅茶、緑茶を夕方以降に飲むと、カフェインの覚醒作用は6~7時間持続するため、夜眠りにくくなってしまいます。

飲む場合は、自分自身の就寝時間を考えて飲むようにしましょう。

 

4-5. 夜の食事は、遅くても就寝時間の2~3時間前までには済ませる

夕食後すぐに眠る生活を送っていませんか?

食後は、消化吸収のため、胃腸が活発に動きます。胃腸が活発に動いているときに眠ると、睡眠が邪魔され、グッスリ眠ることができません。

仕事などで食事が夜遅くなる場合は、消化の良いものを食べるようにしましょう。

 

4-6. 寝る前のアルコールは控えましょう。

眠れないからと言って、アルコールを飲んでいませんか?

アルコールは確かに寝つきを良くしますが、睡眠自体は浅くなり、睡眠途中で目が覚めやすくなります。

 

4-7. 寝室の明るさは、月明かり程度にする

明るい環境では眠りにくいことは皆さん良く御存知の事と思いますが、実は、暗すぎてもグッスリ眠ることはできず、月明かり程度の明るさが、最も睡眠に適した明るさと言われています。

照明器具を調整するなどして、ほんのり明るい環境で寝るようにしましょう。

この他、寝具や室温など自分に合った睡眠環境をつくりましょう。

 

4-8. テレビやスマートフォン・パソコンは就寝2時間前にはやめる

寝る前に強い光を浴びると、脳が覚醒状態となり、夜眠れなくなります。

 

どうしても夜眠れないという場合は、活発になっている交感神経の働きを抑え、副交感神経の働きを強めることを行うと心身ともにリラックスでき、眠れるようになります。

具体的には、

 

  • 自然の音やクラシック音楽など気持ちが落ち着く音楽を低音量で聞く
  • 温かい飲み物を飲んだり、お腹を温める

 

温かい飲み物を飲んだり、お腹を温めると体の芯がぬくもり、体温が上がります。

上がった体温は時間とともに低下していきますが、この体温が低くなっていく時に眠りが促されます。

 

 

 

5.おわりに

1回や2回、夜眠れなくても問題はありませんが、何日も夜眠れない日が続くと、心も体も疲れきってしまい体調を崩したり、生活に支障が出てしまったりします。

また、不眠症は、放置することで、悪化したり、うつ病などの心の病気を引き起こす原因にもなります。

毎日夜眠れず、気分や体調に変化が起こっている場合は、早めに病院を受診して相談するようにしましょう。

 

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薬剤師執筆

睡眠の質を改善するサプリメント・ネムリスの効果は本当?

薬剤師:おくすり スペシャリスト
2018.07.26
栄養・食
執筆
医師:豊田早苗
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