目次
1.利用者が急増?!処方せんのネット予約とは?
昨今、「処方せん 予約」と検索すると、各社が運営する様々なサービスが多くみられるようになりました。それに伴い、薬局でも積極的にこのサービスを患者さんに勧めることも増えてきており、実際に活用される方も多くみられるようになりました。
1-1 処方せんのネット予約とは?
処方せんのネット予約とは、「病院や診療所で発行された処方せんをスマホ等で写真撮影して、薬局へ送信しておくことで、事前に受付を行うことができるサービス」です。
今までFAXを利用した処方せんの事前受付が活用されていましたが、家や施設にFAXがないと利用できないということもあり、スマホ等で手軽にできるネット予約が増えてきました。
事前に処方せんを薬局へ送信しておくことによって、都合の良い時間にお薬を取りに行くことができます。また、「準備完了」の通知を受けた後に行くことで、すでにお薬の準備が整っていますので、待ち時間がほとんどなくお薬を受け取ることが可能です。まさに、薬局での待ち時間を大幅に短縮してくれるサービスだといえます。
ちなみに病院や診療所に隣接している薬局に行かなければいけないというルールはありません。処方せんを持っていく薬局は、保険薬局であれば、全国どこの薬局でも対応できるのです。ぜひ、ご自身が通いやすく信頼のおける薬局をお選び下さい。
1-2 どんなサービスがあるの?
各社様々なサービスを展開しております。全国の提携薬局を検索して利用できるサービス、チェーン薬局内で利用できるサービス、薬局独自で利用できるサービスなどがあります。
どのサービスも、基本的に無料で使用することができます。
<全国の提携薬局を検索して利用できるサービス>
・処方せんネット受付サービス(処方便)約8000店舗対応
・ヨヤクスリ
・スマホよ薬(やく)
など
<チェーン薬局内で利用できるサービス>
・イオン スマホde調剤予約
・サンキュードラッグ 39処方せんアプリ
・阪神調剤 お薬予約アプリしょほるん
など
<薬局独自で利用できるサービス>
各薬局で独自のアプリなどをご用意している場合があります。※各店舗にてご確認下さい。
1-3 処方せんネット予約の流れ・使い方
どの処方せん予約サービスも細かい違いはありますが、大体の流れは以下です。
- WEB上で検索 or アプリで検索
- 初めて使用される場合は、お名前・電話番号などの新規登録(会員登録せずに使用することも可能 ※情報入力が必要)
- 利用されたい薬局を検索
- 処方せんの写真をスマホで撮影して送信
- 薬局から準備完了など連絡通知がくる
- 薬局でお薬を受け取る
※処方せんの受取期限は4日以内ですのでご注意下さい。
使い方は非常にシンプルで、入力項目も必要最低限のことが多いです。
個人情報で、「電話番号」を入力することが多いのは、お薬の準備が揃わない場合や、薬局に取りに来られない場合があるときなどに直接連絡することがあるためです。
2.処方せんネット予約を利用する3つのメリット
処方せんネット予約を使うことでどのようなメリットがあるのか主な3つの例をご紹介します。
2-1 時間を有効活用できます
薬局での待ち時間を短縮させることによって、時間の有効活用ができます。
・仕事の昼休みなど休憩中にお薬をとりにいく
・買い物や家事などをすませてからお薬をとりにいく
・薬局が空いている時間にお薬をとりにいくことによって、薬剤師にゆっくりと相談できる
など、今まで長く待っていた時間をゼロにすることによって、その時間を有効活用することができます。
2-2 二次感染を予防できます
感染症が流行している時期には、薬局内の待合室には、様々な方がお越しになるため、感染菌が蔓延している可能性があります。
薬局では、二次感染を起こさないよう空調に気を遣ったり、慎重に対応はしています。しかし、どうしても長時間待合室にいると二次感染を起こす可能性はゼロではありません。
特に小さなお子さんの場合は、免疫が備わっていないため、病気をもらってしまう可能性もあります。
このような状況の中で、処方せんのネット予約を行い、待ち時間を短縮することで、二次感染のリスクを下げることができます。
また、感染者本人は家に待機させ、ご家族が後で薬局にお薬をとりにいくことにより、感染の拡大を抑えることにもつながります。
2-3 お薬の在庫がないことで再来店する二度手間がありません
世の中の医療用医薬品をすべて取り揃えている薬局はおそらくありません。そのため、遠方の病院・診療所の処方せんを受け取った際、お薬の在庫がないために、すぐに用意できないということがあります。
基本的には、薬局は、不足しているお薬をすぐに卸に確認し注文してくれたり、近隣の薬局にないか確認してくれたりと対応し、用意します。
処方せんネット予約の良い点は、事前に処方せんの内容を薬局に確認してもらうことで、お薬の在庫があるかないかを判断してもらうことができます。
お薬の在庫がない場合は、用意できた時点で準備完了という連絡を受けることが可能です。
そのため、「後でもう一度、不足していたお薬をとりにきてください」など再来店する二度手間を避けることができます。
薬局にとっても嬉しいことも?!
処方せんネット予約のサービスを利用することによって、薬局にとっても次のような嬉しいこともあります。
・待合室の混雑を回避することができる(サービスの向上)
・慌てずにお薬を取り揃え、十分な下準備をした上で説明をすることができる
・待っていたストレスがない分、伝えるべきポイントをしっかりと伝え、一人一人とゆっくりと向き合うことができる
・立地の良さだけでなく、かかりつけ薬局として、自身の薬局のファンを増やすことができる
など、利用者だけでなく、薬局にとってもメリットがあるため、昨今は処方せんネット予約のサービスを導入される薬局が増えてきたと考えられます。
3.処方せんネット予約の活用方法3つの事例
次に、処方せんネット予約のイメージがより湧きやすいように活用方法を3パターンご紹介します。
3-1 育児に忙しいご家庭
小さなお子さんがいるだけで、ジッとしていることが困難だったり、2人、3人とお子さんがいる場合は、抱っこをしながら、ベビーカーを押すなど・・・。
そんな中、病院で長時間待って、薬局でも待つということはなかなか苦労する場面ですよね。
<活用方法>
病院で診察してから、一度家に戻ります。
近所の薬局を検索し、処方せんネット予約を利用し、受付をします。
その後、ご家族に子どもを預けるなど、一旦落ち着いてから、再度、近所の薬局にお薬をとりにいきます。待たなくてお薬を受け取れますし、近所の薬局で信頼ができれば、気軽に訪れ、相談することもできます。
3-2 働きざかりのサラリーマン・OL
タダでさえ忙しく、病院へ行く時間もないのに、薬局で待つという時間もとれないという方もいるかと思います。ぜひとも、時間を有効活用していきたいですよね。
<活用方法>
病院を診察してから、一旦仕事に戻ります。
勤務先の近くの薬局を検索し、処方せんネット予約を利用し、受付をします。
会議や大切な予定を終えてから、休憩中に薬局にお薬をとりにいくことや、勤務を終えて帰りがけに薬局にいくこともできます。勤務地の近くの薬局であれば、今後も通いやすいですよね。
※体調が良くない場合には、無理せず、休養をとるようにしましょう。
3-3 お薬の種類が多い、分包や粉砕、混合などがある
処方せんに記載されているお薬の種類が多かったり、一包化(飲み方ごとに分包を行う)、塗り薬を混合する、シロップ剤を作製するなどお薬の準備に工夫がいる場合は、時間がかかることがあります。
<活用方法>
日頃、通われている薬局があり、待つ時間が長い場合には、お薬の準備自体に時間がかかっている可能性もあります。
そういった場合には、病院の診察を終え、すぐに処方せんネット予約を利用します。
一旦、食事など休憩を済まし少し時間を置いて薬局に行くことによって、お薬の準備を終え、スムーズに受け取ることが可能です。
4.おわりに
今回は、昨今、活用される患者さんも薬局も増えてきた「処方せんネット予約」のサービスについて説明しました。
病院・診療所では診察予約ができることも増えてきており便利な世の中になりつつありますが、実は、薬局でも、処方せんを事前に送りネットで受付することが可能な便利な時代となってきました。
今回、ご紹介したメリットや活用事例以上に、それぞれの生活スタイルに合わせて処方せんネット予約を活用することによって便利さはより増すことでしょう。ぜひとも、今回の記事を参考に、処方せんネット予約のサービスをご活用下さい。
ちなみに、各社様々なサービスを行っておりますが、
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引用元:処方せんネット受付サービス(処方便): https://www.kusurinomadoguchi.com/
ヨヤクスリ: http://www.yoyakusuri.com/
スマホよ薬(やく): http://4yaku.jp/
イオン スマホde調剤予約: http://hw.aeonsquare.net/medical/
サンキュードラッグ 39処方せんアプリ: http://www.drug39.co.jp/events/application.html
阪神調剤 お薬予約アプリしょほるん: http://www.syohorun.com/