メディカルライターって大変?求人を探す前に知っておくべきこと

WEBメディアでコラムを執筆していると、様々な医療関係者の方から、「メディカルライターって大変?」「どんな風に仕事をするの?」「未経験でもできる?」など相談されることや、実際に求人情報を探されている方にもお会いします。

メディカルライターとひとくちに言っても、医薬品の臨床試験に関する医学的文書や医薬論文の作成などより専門的なライティングから、一般の方に向けて医療情報を発信するライティングなど、実に仕事は様々で求人情報も多数あります。

今回は、メディカルライターについてお話しするともに、私自身が行っている医療系コラムなどのWEBライティングの仕事の内容や手順、やりがいや大変なところなども含めてご紹介します。
※この情報は、2018年5月時点のものです。

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1.メディカルライターとは?

メディカルライターとは、エビデンスに基づいた医療情報を主として執筆を行う専門家ですが、明確な定義はありません。専門分野に詳しい医師、薬剤師、看護師、栄養士など医療従事者であることが一般的です。

 

ひとくちにメディカルライターといってもその仕事は幅広く、製薬会社や治験会社、研究機関などに務め、医薬品の臨床試験に関する医学的文書や医薬論文の作成などより専門的な執筆を行う仕事から、一般の方に向けて医療情報を発信するコラム等の執筆などもあります。また、医薬品や医療機器などの販促ツールの広告・キャッチコピー作成などを行うライターはメディカルコピーライターと呼ばれていたりします。

 

正社員としてライターをされている方もいれば、本業を継続しつつ副業としてライターをされている方、又、フリーランスで多数の業務をかけ持ちされている方もいます。

 

特にメディカルライターという資格はありませんが、経験に基づいた医療に関する正しい知識を持っており、論文等のエビデンスに基づき、執筆することができることが大切です。

 

また、執筆だけではなく、ライターが執筆した文章をより専門的観点で評価し、指摘や修正などを行う監修を主とした業務もあります。

 

マイナビ薬剤師

2.メディカルライターの求人情報

「メディカルライター  求人」とネットで検索すると、

 

  • 治験会社等における臨床試験における医学的文書の作成
  • 広告代理店における医薬品や医療機器などのプロモーション資材の企画・制作

 

が多いように感じます。これらの募集は正社員であることが多いです。

 

ただ、少ないですが、雑誌などの紙媒体での執筆、コラムや医療情報のWEB上での執筆などのライター募集も見かけることもあります。クラウドソーシングなど業務マッチングサイトなどによる募集もあります。

 

実際にライター業務をしていて思うことは、紹介で仕事を受けることが多い印象です。

 

特に、昨今、某医療系WEBメディアの問題が浮き彫りになり、どのメディアも医療情報の執筆には慎重になっています。そのため、医療従事者によるメディカルライターのニーズは比較的高まっています。

 

こちらは、ひと記事●●円など単発の仕事が多いですが、徐々に報酬は上がっており、ひと記事の執筆で数万円となることもあります。

 

3.医療系コラムなどWEBライティングの仕事

ここからは、私が行っている医療系コラムなどWEBライティングの仕事について紹介していきます。「インターネット上の医療情報は誤ったものが多い」これが現実です。実際に、ひとつの話題で調べてみると、エビデンスがないもの、誰が書いているのか分からない、監修がない、明らかにコピーしているもの、などが見受けられます。

そういった中で、正しい医療情報を一般の方に届けるという仕事は難しくもあり、やりがいがあります。

 

求められる知識・スキル

①医療従事者としての臨床経験・知識

まず第一に、医療の知識・経験がない一般の方では、医療系コラムを書くことは非常に難しいです。逆を言えば、医療従事者として今まで学んできた知識や臨床経験があれば、執筆することができます。個人ブログのように好き勝手書けるものではなく、仕事として、医療の専門家として、誤解を招くような表現を省き、エビデンスに基づいて執筆することが求められます。

 

②書く技術

未経験でも執筆することは可能です。ただ、最初は書くことに非常に苦労するかと思いますが、書いているうちに自然と慣れていきます。

未経験で執筆をするという方を多く見てきた中で、

 

・読書が好き・よく本を読む

・研究等で論文を書いてきた経験がある

・書籍や論文検索など日常的に調べている

 

などの方は、文章を書くことに慣れるのが早い印象があります。

 

書く技術は、継続して書き続けることによって養われていきます。コラムなどの執筆の場合、文章にはその人の性格が出るものなので、細かな書く技術よりも、分かりやすく、そして自分らしい文章を書けるというのがひとつのゴールなのかもしれません。

 

③読み手の視点に立つ

ご自身の執筆する内容は誰向けのものなのかを具体的に想像し、読み手の視点に立つことが大切です。一般の方が読むものであれば、専門用語はできるだけ省き、分かりやすく書かなければなりません。医療従事者の方は、医療用語をついつい使いがちで、自分が説明したいと思うことを執筆する傾向にあります。あくまでも読み手がどんな情報を求めているかをよく分析してから、読み手のニーズに合った内容を書かなければなりません。

 

読み手の行動変容につながるように、単なる知識の説明ではなく、ご自身の考え(提案)をしっかりと内容に盛り込むことも大切です。

 

④WEBの知識

可能であれば、WEBの知識をある程度持っておく必要があります。素敵な正しい内容を執筆しても、多くの方に見てもらわないと、誤った情報の中に埋もれてしまいます。

Googleなどの検索エンジンの仕組み(SEO等)、WEB用語の基礎知識、集客力のあるキーワードやテーマの選定方法など、知っておくと良いでしょう。

 

⑤仕事の手順

医療系コラムの執筆依頼からWEB上のメディアに掲載するまでの流れの一例をご紹介します。

 

[企業]医療に関するキーワードの選定

[ライター]キーワード選定・確認と執筆受注

[ライター]キーワードを元に市場調査・読み手のイメージ作成・記事の構成作成

[企業]記事の構成を確認

[ライター]記事の構成をもとに執筆・提出

[企業]執筆内容確認・チェック

[監修・Wチェック]必要に応じて専門家による執筆内容の確認・修正

[ライター]再度内容を確認

[企業]WEB上のメディアに掲載

 

⑥やりがい・大変なところ

やりがいは、今までの経験や知識を生かして、非常に多くの方に貢献できることです。臨床の場では、相談に乗るのは、基本的に1対1になります。1対1であることも非常に大切なのですが、他にも同じような悩みを抱えている方は多くいます。一度、内容をまとめて執筆し、WEB上に掲載することによって、同じような悩みを抱えている多くの方を救うことができます。

 

一方、大変なところで言えば、書くことの大変さと責任です。WEB上では、読まれる記事であれば、1日数千人の目に触れることもあります。誤解をされるような表現や間違った内容を書けないという責任があります。どんなに気を遣っていても読み手側からミスを指摘され、修正することもあります。

 

それだけ内容に慎重にならざるをえませんので、医療系の記事の執筆は簡単ではなく、慣れてきても時間が相応にかかります。ひとつの記事の執筆でも2−3日かかることもあります。

 

4.メディカルライターになりたいと思ったら

メディカルライターになりたい理由は人それぞれかと思います。「転職したい」、「副業したい」「自身のブランディングとして」「正しい情報を発信したい」など。

まずは、ご自身に合った仕事を探してみるのが良いでしょう。

方法としては、

・直接、企業の求人情報を探す

・クラウドソーシングに登録する

・人の紹介で探す

があります。また、自身でメディアを立ち上げてみるというのもひとつの選択肢かもしれません。

 

また、本サイト(くすりの相談室)でも、医師、薬剤師、看護師、栄養士など医療従事者のライターを現在、募集しています。執筆が不慣れな方には、執筆の流れや執筆方法についても丁寧にお伝えした上でお願いしています。また、期日や執筆の本数などは、本業の仕事の状況に応じて対応が可能です。月1記事でも問題ないとのことです。

ご興味あれば、お問い合わせいただければと思います。

 

マイナビ薬剤師

5.おわりに

今回は、メディカルライターについてお話ししたとともに、私自身が行っている医療系コラムなどのWEBライティングの仕事の内容や手順、やりがいや大変なところなども含めてご紹介しました。

医療系の情報を執筆することには責任が伴い、大変な仕事ですが、多くの方の目に情報を届けることができ、それだけやりがいがあります。

意外にライターの仕事をしてみたいと思っても、求人情報が見つからないことも多いのが現状です。紹介で受ける仕事は多いので、やってみたいという方いましたら、直接、私に連絡をいただけても構わないですし、若しくは、本サイト(くすりの相談室)にお問い合わせいただけますと幸いです。

執筆
薬剤師:竹中 孝行
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