若い女性は要注意!ストレスや疲れも関連?!メニエール病とは?

若い女性に多い「メニエール病」という病気があります。

ストレスと強い関係があり、難聴やめまいが生じる病気です。これらの症状は繰り返し発症するため、日常生活に大きな悪影響を及ぼすこともあります。命の危険があるわけではありませんが、メニエール病自体が強いストレスになる可能性もあります。メニエール病とはどんな病気なのでしょうか?

今回は、メニエール病の症状から治療法について解説するとともに、メニエール病と似た症状を引き起こす病気についても説明します。
※この情報は、2018年2月時点のものです。

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1.メニエール病ってどんな病気?

メニエール病は若い女性に多く発症する病気です。

 

疲労やストレスが溜まった時に発症することが多いことも特徴です。耳にはリンパ液で満たされた内耳という器官があります。内耳には聴覚を司る蝸牛(かぎゅう)という器官と平衡感覚を司る三半規管・前庭という器官があります。内耳の内リンパ液の分泌が過剰になり、内耳圧が上昇することで内リンパ水腫という水ぶくれが生じます。そしてメニエール病は発症します。

 

ただし、なぜ内リンパ液が増え、内リンパ水腫が発生するのかははっきりと分かっていません。

 

面白いことに発展途上国に比べて先進国に患者数が多いという統計が出ています。

内リンパ液が増えてしまう理由の一つにストレスも大きく関係しているのではと考えられています。

メニエール病は通常、片耳にのみ現れます。ただし、稀ではありますが両耳に生じることもあります。

 

2.メニエール病の症状とは?

メニエール病の特徴的な症状は「めまい」です。

 

ぐるぐる視界が回るような回転性のめまいが生じます。このめまいには前触れなどがなく、急に起こり数十分から数時間ほど持続します。

 

数秒から十数分のような短いめまいでは、メニエール病ではない可能性が高いです。メニエール病の場合、このめまいは発作のようにある程度の間隔を空けたうえで繰り返し発生します。どの程度の間隔でめまいが生じるかは人によって個人差があります。

 

数か月に一度という人もいれば一週間程度でまた、めまいの発作が起きる人もいます。めまいは内耳の三半規管の内耳圧が上昇することで体の傾きを認識できなくなることで発生します。

 

めまいのほかに難聴の症状が現れることがあります。低音が聴こえづらくなり、症状が進行していくとすべての音が聴こえづらくなります。

 

また、キーンやブーンといった耳鳴りが生じることもあります。この症状は内耳圧が上昇することで聴覚を司る蝸牛の機能に異常が生じ発生します。

 

難聴で気を付けないといけないことは、早期に治療を開始しないと聴力が低下した状態で固定されてしまう危険性があるということです。一度聴力が低い状態で固定されてしまうと、元通りの聴力に戻ることはほとんどありません。

 

内リンパ水腫がどの部位に生じるかによって症状は異なります。三半規管に水腫ができればめまいが強く生じますし、蝸牛にできれば難聴が強く生じます。

 

3.普通のめまいとメニエール病の診断

めまいが起きたからと言って必ずしもメニエール病というわけではありません。メニエール病は「難聴や耳鳴りなどを伴うめまい発作を繰り返し生じる」ことが診断基準になります。一回だけめまいが生じたり、聴覚症状が現れないときはメニエール病ではない可能性が高いです。

 

繰り返して発作が生じることが診断の基準となるので、いつからどの程度の間隔でどのくらいの強さのめまいが生じるのか患者から十分に問診することが重要です。また聴力症状が現れているがどうかを確認するため、聴力検査も必要になります。

 

めまいや難聴を引き起こす病気は多いため、適切な診断が重要になります。めまいや難聴を引き起こすほかの病気には以下のようなものがあります。

 

・突発性難聴

難聴や耳鳴りが生じます。この症状は通常、片耳で発生します。早期に治療を施さないと聴力が低い状態で固定されてしまう可能性が高くなります。急な難聴を感じたらなるべく早く耳鼻科クリニックで診察を受けるようにしましょう。

 

・起立性低血圧

横になっていたり座っていたりする状態から立ち上がると血圧が下がり、めまいを引き起こす病気です。稀ではありますが失神してしまうこともあります。不規則な生活をしているとなりやすくなります。小学校卒業くらいから高校卒業くらいまでの思春期の女子に多く発生します。

 

・貧血

鉄分が不足することで酸素不足となり、めまいや立ちくらみが生じます。日本人は鉄分が不足する傾向にあるのでサプリメントを利用したり、調理器具を鉄製にしたりなどの対策が必要です。

 

4.メニエール病の治療法とは?

メニエール病は完治させることが難しい病気です。そのため、めまいを軽くするセファドール錠やトラベルミン配合錠といった抗めまい薬、尿量を増やして内耳のリンパ液を排出させるイソバイドシロップなどの薬を服用して症状を緩和させます。めまいが急に起きることを不安に感じる人は多いため、抗不安薬を処方することもあります。

 

また、服薬と同時に生活習慣の改善も重要です。ストレスや疲労の蓄積がメニエール病の発症に何らかの関係があると考えられているため、規則正しい生活習慣や十分な睡眠、食事などを指導します。

 

5.まとめ

メニエール病は若い女性に多い病気です。

ぐるぐると回転するようなめまいと聴覚症状が繰り返し生じることが特徴です。内耳という器官にリンパ液が過剰に溜まり、内リンパ水腫という水ぶくれのようなものができることで発症します。

 

しかし、なぜリンパ液が過剰に溜まり内リンパ水腫ができるのかははっきりと分かっていません。

 

メニエール病は繰り返す上に、早期に治療を開始しないと難聴の症状が固定化されてしまうことがあります。急なめまいを感じたら早めに病院で診察を受けるようにしましょう。

 

執筆
医師:大見貴秀
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