処方箋はどこの薬局でもOK?処方箋の見方や注意点を解説

"医師の指示がかかれた院外処方箋が発行された場合、保険薬局に持っていくことでお薬を受け取るというのが一般的な流れです。処方箋には、医師の判断で病気の治療に必要とされる薬や量、飲み方などが記載されています。
実際には、処方箋に記載されていた薬の名称と違うものが渡された、処方箋に期限があることを知らなかったなど・・・、意外に処方箋に疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
今回は、処方箋について解説するとともに、実際の処方箋の正しい見方や注意点についても説明していきます。"
※この情報は、2018年3月時点のものです。

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1.処方箋(処方せん)って何?

病院やクリニック等を受診し、診察を受けると、治療方法に応じて、お薬に関する医師の指示が記載されている文書「処方箋」が発行されることがあります。処方箋には、保険情報をはじめ、薬の名称や量、飲み方などが書かれています。

 

処方箋は、保険薬局であれば、どこの薬局でも受付することができます。ご自身で通いやすい、信頼できる薬局を選ぶことが大切です。

 

処方箋を受付した保険薬局では、薬剤師が処方箋の内容が適正かどうか確認し、それに準じて調剤を行い、お薬の確認、説明・お渡しします。医療用医薬品である処方箋医薬品に分類されるお薬は、この医師の指示が書かれた処方箋がなければ、お薬を受け取ることはできません。
かつては、院外処方箋を出さず、病院(院内)でお薬を受け取ることも多かったですが、近年では。医師、薬剤師が分業し、それぞれの専門的観点から治療をサポートすることでより適切な医療を提供できるような仕組みとして、医薬分業が進んでいます。

 

2.処方箋の正しい見方


病院で処方箋が発行されると、大抵の場合、すぐに薬局に渡してしまうため、なかなか処方箋の内容をじっくり見るという機会は少ないかと思います。


ときに、明らかにおかしな点(名前や発行日、処方日数)がないか受け取った際に自身で確認することができれば、無駄に薬局で長く待つという時間を短縮できる可能性(薬局では確認のため病院に問い合わせなければいけないため)もあります。そのため、今回は、簡単ですが、処方箋の正しい見方についてご紹介します。

(参考:療養担当規則様式第二号で定められている処方箋様式)

 

①保険情報

お持ちの社会保険証、国民健康保険証などの医療保険の情報が記載されています。又、公費負担制度を受けている場合には、その情報が記載されます。また、労災や自己負担医療の場合には、何も記載されていないこともあります。

 

②氏名等

氏名、生年月日、性別が記載されています。間違いがないか確認するようにしましょう。

 

③医療機関情報

受診された医療機関が記載されています。また、ここでは処方した医師の名前、サインor捺印が必要となります。稀にサインがないこともあるため、注意が必要です。

 

④交付年月日・処方箋の使用期間

処方箋が交付された年月日が記載されています。また、処方箋の使用期間の欄は通常は、空欄になっています。

しかし、空欄になっている場合には、期限がないというわけではありません。通常、処方箋に期限の記載がある場合を除き、処方箋の期限は4日以内になります。処方箋が発行された日を含めて4日間になりますので注意が必要です。

 

⑤お薬変更不可のチェック

この欄に何もチェックが入っていないお薬の場合には、薬局の判断で、記載されている先発医薬品をジェネリック医薬品に変更したり、記載されているジェネリック医薬品の銘柄を違う銘柄のジェネリック医薬品に変更してお出しすることなどが可能です。

一方、この欄にチェックがついているお薬の場合には、通常は、薬局だけの判断でお薬の変更はできないこととなります。変更を希望する場合には、処方医に確認して了解を得ることが必要となります。

 

 

⑥お薬名・使用方法

<お薬名>

お薬名の記載方法としては、大きく3つあります。

A 一般名

B 先発医薬品名

C ジェネリック医薬品名

この3つの名称の形態は異なりますが、基本的には全て同じ成分を含んでいるお薬を指し示します。

 

例えば、胃炎などに用いるムコスタとよばれるお薬に当てはめてみますと

A レバミピド錠100mg(一般名)

B ムコスタ錠100mg(先発医薬品名)

C レバミピド錠100mg「サワイ」(ジェネリック医薬品名)

となります。

 

■一般名

一般名とは、製品名(銘柄名)ではなく、製品の有効成分を主とした名称になります。

一般名で記載されているお薬は、先発医薬品、ジェネリック医薬品どちらを出すかは薬局の判断で決めることができます。

 

■先発医薬品名

通常は、先発医薬品名で書かれている場合には、お薬変更不可のチェックがついていなければ、薬局の判断でジェネリック医薬品に変更することができますし、先発医薬品でお出しすることもできます。

 

■ジェネリック医薬品名

通常は、ジェネリック医薬品名で書かれている場合には、お薬変更不可のチェックがついていなければ、薬局の判断で、違う銘柄のジェネリック医薬品に変更することができます。

 

このように、同じ成分のお薬でも、処方箋にどのように記載されているかは異なってきます。そのため、飲んでいるお薬の名称と処方箋に記載されている名称が一見違かったとしても、同じ場合もありますので、不安に思われた場合には薬剤師に確認してみましょう。

 

<使用方法>

細かくは説明しませんが、内服薬の場合は、「1日量」で飲む量が記載されています。1回1錠で、朝食後、夕食後の1日2回服用される場合には、2錠と記載されています。また、外用薬の場合では、通常は全体の使用量が記載されていますので、貼付薬を28枚使用する場合には、28枚と記載されています。

1日●回、1回●錠をいつのタイミングで服用するのか、外用薬だとどこに使用するかなど細かく記載されています。

 

2.処方箋に関する注意点

2-1. 薬局でも症状について聞く理由

処方箋の内容について説明しましたが、実は、処方箋には病気や症状についての情報は一切記載されていません。そのため、薬剤師は、適切なお薬かどうか判断する場合には、患者さまの症状などをあらためて伺う場合があります。病院でも話をして、薬局でも話さないといけないの?と疑問に思われるかもしれませんが、こういった理由があるためです。

 

2-2. 処方箋の期限

処方箋には、期限があるとお話ししましたが、処方箋が発行された日を含めて4日間には、土日や祝日などがあった場合でも考慮されません。そのため、連休前などには特に注意が必要となります。

 

2-3. 処方箋の書き足し・修正・コピーは犯罪

処方箋にご自身で内容を書き足したり、修正したり、コピーしたものを薬局に渡すことは、全て違法になります。お薬を多くもらいたいからと日数をちょっとぐらい修正しても・・・と安易な気持ちで行ったことも、処罰の対象となるため絶対にしないようにしましょう。

 

2-4. 処方箋の内容が明らかに間違っていることも

ときに、明らかにおかしな点(名前や発行日、処方日数)がある場合があります。

 

・違う方の処方箋をもってきた

・3日分のお薬と言っていたのに、なぜか14日分の処方となっている

・前回と同じと言っていたのに、新しいお薬が出されている

・風邪は治ったのに、前回と同じ風邪薬がまた出ている など

 

もし、病院で処方箋を受け取った際に明らかな間違いに気づいたのであれば、すぐに受付で確認すると良いでしょう。また、その後で気づいたことや気になる点がある場合には、ぜひ薬局にお申し出ください。伝えることで事前に間違えに気づくことができ、早めに対処することが可能です。

 

3.おわりに

今回は、処方箋がどのようなものかについて解説するとともに、実際の処方箋の正しい見方や注意点についても説明しました。同じ成分のお薬でも、一般名、先発医薬品名、ジェネリック医薬品名など記載方法が異なることを知らなかった方もいるのではないでしょうか?

 

今回、処方箋の見方についてご紹介はしましたが、なかなかご自身で処方箋の内容を確認するのは難しいこともあるため、何か気になることがあれば薬局の薬剤師に相談されることをおすすめします。但し、明らかな間違えにすぐ気づいた場合には、病院で確認をとるのが良いでしょう。

 

処方箋の内容を書き換えたり、コピーすることは犯罪になりますので絶対にしないようにしましょう。