そのいびき、もしかして病気?!睡眠時無呼吸症候群についてと見分け方

"ご家族に、同居人に、就寝中にいびきが大きいと指摘された経験のある人もいるのではないでしょうか?いびき自体は特に問題がないものですが、大きいいびきはもしかすると「睡眠時無呼吸症候群」により生じているのかもしれません。放っておくと睡眠不足につながることや病気のリスクを高める要因にもなりえます。睡眠時無呼吸症候群とはどんな病気なのでしょうか?

今回は、睡眠時無呼吸症候群について解説するとともに、注意が必要ないびきの見分け方や治療が必要な理由なども合わせて解説します。"
※この情報は、2018年3月時点のものです。

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1.睡眠時無呼吸症候群とは

1-1. 大きいいびきが気になったら

いびきは自分ではなかなか気づきづらいですよね。

 

配偶者に指摘されて初めて気づくという人も多いのではないでしょうか?大きいいびきは同じ空間で眠る人の大きなストレスとなってしまいます。防ごうと思ってなかなか防げるものではありませんが、もしかすると大きすぎるいびきは病気の可能性があります。

 

睡眠時無呼吸症候群という病気を聞いたことはあるでしょうか?なかなか聞きなれない病気かもしれません。

睡眠時無呼吸症候群の最も分かりやすい症状は「いびき」です。

大きないびきが慢性的に継続して、就寝中にいびきといびきが止まるのが繰り返されます。

 

たかがいびきと思うかもしれませんが、実は睡眠時無呼吸症候群は心疾患などの致命的な病気のリスクを高める病気です。

睡眠時無呼吸症候群についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

1-2. 睡眠時無呼吸症候群の症状

睡眠時無呼吸症候群はその名の通り、睡眠時に呼吸が止まってしまう病気です。無呼吸とは「10秒間以上の気流停止」と定義されていて、その無呼吸の状態が1晩に30回以上続くもしくは1時間に5回以上発生すると睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

 

通常は睡眠時でも呼吸が止まることはありません。しかし睡眠時無呼吸症候群になると止まってしまいます。窒息をするわけではありませんが、呼吸が止まることにより睡眠の質が低くなります。睡眠時無呼吸症候群による悪影響の一つに、睡眠の質が下がることによる翌日の集中力の低下や眠気が挙げられます。特に乗り物の運転をする人だと、急な睡魔に襲われて思わぬ事故を起こしてしまう可能性もあります。

 

また呼吸が止まってしまうことで、血管や心臓などの循環器にも負担が掛かります。狭心症や心筋梗塞といった心疾患のリスクが高まります。特に高血圧や脂質異常症、糖尿病などの既往がある人は心疾患のリスクがさらに高まります。

 

いびきによる周囲への迷惑以外にも健康上の問題が発生するのが睡眠時無呼吸症候群です。大きないびきや呼吸の停止を指摘されることが多いならば、治療をしなければいけません。

 

1-3. 睡眠時無呼吸症候群になりやすい人

舌が大きかったり、扁桃腺が大きかったりと生まれつきの要因によって、睡眠時無呼吸症候群を発症してしまう人いますが、後天的な要因で睡眠時無呼吸症候群を発症する場合は肥満が大きな原因となります。首やのど周りに脂肪が沈着することで、気道が閉塞し無呼吸状態が発生します。

 

肥満の人は適正体重に戻すだけでも睡眠時無呼吸症候群の予防になるので、ダイエットを心がけましょう。

2.睡眠時のこんないびきに要注意

睡眠時に以下のようないびきがある時は注意が必要です。もし配偶者や友人などに指摘されたら、一度病院で診察を受けたほうがいいかもしれません。

 

  • いびきといびきの停止が繰り返される
  • 呼吸が止まることがある
  • 息苦しさで目が覚めることがある
  • 起きたとき冷や汗をかいている
  • 起きたときに口の中が乾いている
  • 十分な睡眠時間を取っているはずなのに熟睡感がない
  • 日中に眠気に襲われる
  • 睡眠を取っても疲労が取れていない

 

 

3.睡眠時無呼吸症候群を治療しないといけない理由

睡眠時無呼吸症候群を治療しなければいけない最大の理由は「事故を防ぐため」です。自動車などを運転する人が睡眠時無呼吸症候群になると居眠り運転による事故のリスクが非常に高まります。睡眠時無呼吸症候群の患者は健常者に比べて居眠り運転をする確率が5倍にもなるという調査結果も出ています。

 

特にバスの運転手やトラックの運転手が事故を起こしたら、その被害がとても甚大なものになる可能性があります。実際に何件もの睡眠時無呼吸症候群の患者による交通事故は発生しているため、被害を防ぐため、加害者にならないためにも治療が必要になります。

 

また睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病のリスクも高めます。高血圧、脂質異常症、糖尿病といった病気のリスクを高めて、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患などの致命的な病気のリスクも高めてしまいます。自分の健康を守るためにも、睡眠時無呼吸症候群の治療は必要です。

 

4.治療の際は何科にかかるべき?

睡眠時無呼吸症候群の治療を受けたいときは医療機関の選択が重要になります。睡眠に関する症状を専門的に行っている睡眠外来などのあるクリニックを選ぶようにしましょう。ただし睡眠外来などの睡眠に特化したクリニックは内科や皮膚科のようにどの地域にもあるわけではありません。

 

もしお近くにそういったクリニックがない場合はまず呼吸器内科や耳鼻咽喉科で診察を受けるようにしましょう。インターネットを使えば睡眠時無呼吸症候群の治療を行っているクリニックを調べることができます。

 

 

5.まとめ

睡眠時無呼吸症候群は大きないびきと睡眠中の呼吸の停止が特徴の病気です。睡眠の質が極端に下がるため、翌日にボーっとしたり疲れが取れなかったりすることが問題になります。また乗り物の運転をする人が睡眠時無呼吸症候群で居眠り運転をしてしまうと重大な事故を起こす可能性が高まります。さらに心疾患や脳血管疾患などの致命的な病気のリスクも高めてしまいます。たかがいびきと思わず、しっかりと治療をすることが重要です。

執筆
医師:大見貴秀
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