薬で耳鳴りは治るの?耳鳴りに用いられるお薬・市販薬・漢方薬を解説

突然発症した耳鳴り、病院で検査しても原因が分からず。とりあえずお薬を服用しているものの不安が絶えないという方もいるかもしれません。
耳鳴りは、静かな場所にいるのに音がきこえてくる病気です。難聴を伴うような場合もあります。
又、自分には音が聞こえるのに、検査の結果、何も異常がないケースも多くみられます。その原因はさまざまで、ストレスや心労が原因で起こることもあります。
耳鳴りの治療にはさまざまなお薬が用いられ、市販で購入できるものや漢方薬などもあります。

今回は、耳鳴りについての基本的な知識を解説するとともに、耳鳴りに用いられるお薬について詳しく説明していきます。耳鳴りはご本人にとって非常につらいものです。少しでも不安を解消できるよう参考にしていただけますと幸いです。
※この情報は、2017年8月時点のものです。

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1.耳鳴りとは?

1-1 耳鳴りの症状

耳鳴りは、例えば「キーン」「ピーン」「ジー」といった音がずっと自分にだけ聞こえてくる状態です。

国によって動物の鳴き声の表現が異なるように耳鳴りで聞こえてくる音がどういうものかは人によって表現が異なりますが、いずれにしても何も音は鳴っていないのに自分にだけ聞こえ、日常生活に影響を及ぼすほど不快な状態になる病気です。

また、耳鳴りの多くは音が聞こえづらくなる「難聴」を合併している可能性が高いとされています。

1-2 耳鳴りの原因は?

周りで音がしていないのに音が聞こえる耳鳴りが起こる原因は、正確には分かっていませんが、耳から振動として入ってくる音が耳の奥(内耳)で電気信号へと変換されて神経を通過して脳へと届くメカニズムのどこかで機能障害が起こると耳鳴りが起こるとされています。

音が聞こえるメカニズムに影響を与える病気や要因には次のものがあります。

・突発性難聴
・メニエール病
・ストレス、疲労
・加齢
・高血圧、糖尿病
・うつ病や不安神経症
・自律神経失調症
・更年期障害
・薬の副作用(一部の抗生物質など)
・大きな音を耳元で聞く
・耳アカが溜まっている

(参考)こんな耳鳴りは要注意


水が流れるような耳鳴りは、血液の流れる音が原因になっていることがあり、脳の血管の病気が原因である場合や心臓の病気である場合も考えられるので特に注意が必要です。高血圧症や甲状腺機能亢進症が原因になっている場合があります。耳鳴りの初期は基本的には耳鼻科受診をしてほしいところですが、こうした耳鳴りの場合は内科なども早急に受診するようにしましょう。

 

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2018.07.26
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2.薬で耳鳴りは治る?

耳鳴りに直接的に効いて症状を抑える薬はありません。
例えば、耳鳴りは内耳の細胞がすり減る加齢性の原因によって生じる場合も多くあります。この場合はどのような薬を飲んでも、なかなか治りません。

また長いこと騒音の強い環境で働いている人にも耳鳴りが起きることがあります。この場合も内耳の聴覚にかかわる神経細胞がすり減ってしまうことによるので、治療はなかなかうまくいきません。
しかし、内耳の機能改善や調子を整える薬、耳鳴りの原因となる病気の治療薬を行うことで、耳鳴りを間接的に治療することはが可能ですな場合があります。

従って、この薬を飲めば耳鳴りが治るという薬はありませんが、まずは耳鼻科などを受診して治療可能なものなのかを確かめたほうがよいでしょう。診断をした上で、人それぞれの状態に応じた薬で治療することになります。

3.耳鳴りに用いられるお薬

2-1 処方薬(医療用医薬品)

①内耳の機能改善

細胞のエネルギー源やビタミン剤の補給、血流を改善させて内耳の機能を改善させる薬です。
即効性は期待できませんが長期的に服用することで効果が期待されます。

・アデノシン三リン酸二ナトリウム(ATP)(商品名:アデホス、トリノシンなど)
・ビタミンB12製剤(商品名:メチコバールなど)
・ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合錠(商品名:ストミンA配合錠など)
・カリジノゲナーゼ(商品名:カルナクリンなど)

②原因の病気の治療薬

一部の病気、例えばメニエール病などは耳鳴りにめまいなどの症状が伴うことが特徴です。このような場合に使えるのが、メニエール病やそれに伴うめまい、あるいは他の病気による内耳の炎症を治療することで耳鳴りを改善させる薬です。
こうした原因の病気を放置しておくと耳鳴りが定着化して治りが悪くなりますので、確実に原因の病気を治療できるようにすることが肝要です。

・イソソルビド製剤(商品名:イソバイドなど)
・ベタヒスチンメシル酸塩(商品名:メリスロンなど)
・ジフェニドール塩酸塩(商品名:セファドールなど)
・ステロイド薬(商品名:プレドニン、プレドニゾロンなど)

③ストレスの改善薬(抗不安薬、抗不安薬、自律神経改善薬)

ストレス社会では、長時間労働などのストレスによって耳鳴りが起こることも多くあります。

耳鳴りが起こることでそれがストレスになり、さらに耳鳴りがひどくなることがありますので、抗不安薬などによって気分を安定させることも耳鳴りには有効であることがあります。

・ロフラゼプ酸エチル(商品名:メイラックスなど)
・アルプラゾラム(商品名:コンスタン、ソラナックスなど)
・クロチアゼパム(商品名:リーゼ)
・エチゾラム(商品名:デパス)

2-2 市販薬

耳鳴りに利用可能な市販薬は、内耳の機能を改善させるビタミン剤と処方薬のストミンA配合錠と同じ成分のナリピタンとがあります。

その他の市販薬は下記で紹介する漢方薬があります。

・アリナミンEXプラス
・キューピーコーワゴールドαプラス
・ナリピタン(処方薬のストミンA配合錠と同じ)

2-3 漢方薬

西洋薬は病気や機能不全に直接的に作用し強制的に症状を軽減させる薬である一方で、漢方薬は体全体の調子やバランスを整え、機能改善させることで病気を治療する薬です。

全身の調子があがれば体が持っている体を治す力が高まって、原因不明であることが多い耳鳴りに効果がある場合があります。

ただし、漢方薬はその時の状態や体の本来の気質を元もとに最適なものを選択しますので、自己判断で購入するのではなく、できれば漢方薬に詳しい医師を受診するか、漢方薬局で薬剤師に相談するといいでしょう。

・八味丸(はちみがん)
・柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
・桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
・真武湯(しんぶとう)
・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
・釣藤散(ちょうとうさん)

4.こんなときは病院へ

耳鳴りになってしばらく経過から治療を開始しても耳鳴りが定着してしまい、治癒が遅くなったり完全に治らなかったりしますので、耳鳴りに気づいたら市販薬で様子をみるのではなくまずは耳鼻科受診し必要な検査や治療を受けられるようにしましょう。

病気は何でもそうですが、早めの受診は早く治すコツです。

5.まとめ

・耳鳴りは外界では音は鳴っていないのに自分にだけ聞こえてしまう症状です。
・耳鳴り自体を治す薬はありませんが、
 耳鳴りの原因となる病気や症状を治し間接的に治療することはできます。
・治療薬は、内耳の機能改善させる薬、原因の病気の治療薬、ストレスの改善薬があります。
・状態や体質が合えば漢方薬も効果的な治療薬となります

 

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栄養・食
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薬剤師:産業 薬剤師
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